第64回よさこい祭りは10日・11日の2日間にわたって行われた本祭に続き、12日には19回目の全国大会が開かれます。暑い中ですが、今日も観に行ってくることにしました。
高知城演舞場につくと、ちょうど開会式の最中。日本全国、今年はついに海外も含め、各地から参加したチームをそれぞれ紹介しているところです。
高知新聞によれば、全国大会に出場するのは県内22チームと県外46チーム。何せ多いだけに、一列では舞台に並びきれず、地方ごとに分けて紹介されています。
■ よさこい人の懸け橋に 全国大会 誇り、悲願…思いさまざま|高知新聞
開会式を離れて昼食を食べに行くことにして、しばらくすると、突如大音響が響き渡りました。全国大会、いよいよスタートです。
帯屋町演舞場で目の前を通りかかったのは、いかにも高知のチームの地方車です。
ところが聞いてみると、踊っているのは「備後ばらバラよさこい踊り隊」。全国大会で県内のチームの地方車を県外チームが使っているのは去年も見たような気がしますが、この辺のやり取りはどうなっているんでしょうね。
チームのしんがりを務める大型のフラフ。普通に振るだけでも大変ですが、商店街はアーケード両横の装飾、他の会場では電線も避けながら振らないといけないあるだけに、毎回ながら大変だなぁと思います。
続いては香川県三豊市から来た爽郷(さっさ)やまもと連。こちらは自前の地方車を使っています。
躍動的な踊りを繰り広げる踊り手たち。こちらも和を基調とした衣装になっています。
今度はまた県内のチームの地方車が来ましたが、やはり踊りは別チーム。大阪堺市の「泉北すきやねん」です。
大阪だけあっておばちゃんが踊りを先導しています。衣装はコンビニ店員のようであり、帽子はえべっさんのようであり、ズボンはくいだおれ太郎を彷彿とさせます。
今度は松山市の松山よさこい風舞人(かぶと)。出場11回を数えるチームです。
フラフには市花の椿があしらわれています。椿と伝統芸能の野球拳がこのチームの特徴とのことです。
今度は追手筋競演場にやってきました。よく考えたら、今年はまだ来ていなかったのでした。
各チームが順に踊りを披露していきます。追手筋は中央分離帯を挟んで南北に分かれていて、両方が会場になっているので、隣の筋で踊るチームの音楽が聴こえてくることもままあります。それでもよく踊りを乱されないものだと、妙に感心します。
北側を通りかかるのは、今年金賞を得た旭食品のチーム。全国大会では県外のチームに加えて、本祭で賞を授与されたチームにも踊りを披露する権利が与えられます。
南側を進むチームなるたかが目の前まで来ました。歌い手とギタリストが地方車の上で盛り上げにかかっています。
暑さをものともしない踊り手たち。中には沿道には友人知人が駆けつけている人もいて、通りかかったところで手を振られたり掛け声を受けたりしているのをちょこちょこ見かけます。
北側に今年の大賞に輝いたチーム、十人十彩が登場しました。毎年高い評価を受けるチームで、大賞受賞は3年ぶりです。
このチーム、100人をゆうに超えるメンバーがいるはずなんですが、祭り3日目にもかかわらず動きはまったく落ちてなければブレもない。ただただ感嘆するばかりです。
県内の有力チームの隣で踊るのは、東京から来た初出場のチーム「燦」。ただ経験や規模に違いはあれど、全国大会という場で踊る条件は一緒。こうしてよさこい踊りが広まっていくのです。
今度は岡山県から来た俄嘉屋。近隣の県や都市部だと、複数チームが参加するところが多いように思います。誰か統計取ってみてください。
こちらの姫龍zは、その名の通り姫路市から来ています。今回が2回目の傘下になるとのこと。
姫路城が描かれた地方車に続いて、踊り手が登場します。比較的シンプルに見える衣装ですが、おそらく早着替えの後でしょうね。
続いてRouceの地方車がやってきたのですが、踊っているのは富山県からのチーム風神。アナウンスによれば、こちらも今年が初参加とのことです。
前後で柄が大きく違う衣装を纏った踊り子たち。北陸のチームはあまりイメージがなかったですし、あるいはこのチームの参加が初めてかも知れないとすら思えてきます。
相変わらず南北の会場で賑やかを通り越した音楽が響くのですが、北側に来た地方車は見た目も賑やかな感じです。
見ると前面にはサイネージ、横にはさまざまなキャラクターが置かれたりあしらわれたりしています。妙な心配は、多少します。
この後も踊りはまだまだ続くのですが、見ているだけでかなり暑さにやられてしまいました。続きはテレビ中継等で見るとして、ひとまず今年は会場を後にします。
それにしても、こうして見ていると自分も当日参加チームに加わってみたい気もしますが、一方でこの暑さの中で踊り切れるのかという不安も。さて来年、どうなるでしょうか。