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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

2017年夏・第64回よさこい祭り本祭初日

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 いよいよ、よさこいの夏本番です。本祭初日、私も出かけてきましたので、見てきた光景をダイジェストにて。

 

 

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 まずは中央公園競演場に行ってきました。こちらはステージ形式での競演です。ちなみに、よさこい祭り高知市内全16会場で行われており、それらは競演場と演舞場に分かれるのですが、イマイチ違いが分かっておりません(汗

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 よさこい祭りでは各チームが独自の音楽を使用します。音楽はチームの先導を務める「地方車」(じかたしゃ)と呼ばれるトラックが大音響で流すのが基本ですが、中央公園はステージ形式なので、地方車は脇に停車して控える形になります。といっても、地方車の上にMCや歌い手、場合によっては楽器の演奏者も乗り込んで盛り上げるのは変わりません。

 

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 こちらは高知中央高校のチーム。ステージ下の男子生徒、おそらくはカポエイラの動きを入れてます。日本の祭りのイメージとは違うかも知れませんが、最低限の原則さえ守れば何だって取り入れて良いのがよさこいの良いところです。

 

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 踊り手の1人にメダルが掛かっています。これは、各競演場で特に優れた踊り手に送られるもので、踊り手にとっては名誉の証です。ここでは前後逆になっていますが特に意味はなく、踊っている最中にひっくり返ったのでしょう。

 

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 続いては某携帯電話会社、プライバシー保護のためにイニシャルトークにするとA.U.社のチームです。踊り手に交じって、CMにも出ているキャラクターが上方に出ています。

 

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 こちらの地方車には和太鼓も乗っています。盛り上げ方は本当に様々なのです。

 

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 競演場のスタッフがステージに上がり、踊り子にメダルをかけたところ。こうして踊りの最中にメダルをかけるのです。

 

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 中央公園では、メダルを貰えるのは見たところ各チーム1人か2人程度。それだけメダルは希少価値がありますし、貰えた踊り手の中には感極まる人もいました。

 

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 踊りが終わって入れ替え作業中。地方車も当然チームに合わせて入れ替わります。交通整理係も大変です。

 

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 今またメダルが贈られました。ありがたいものではありますが、踊っているとズレてきたり結構扱いに困るので、あとからたすき掛けにしたり、踊り手もいろいろ工夫をしています。

 

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 ちなみに、こちらのチーム「ネットでよさこい」は、ネットで応募した参加者が各自DVDを見ながら練習して、当日ぶっつけ本番で踊るといういかにも現代なチーム。ただ、そんなチームでも楽しめるのがよさこいの良いところだと思っています。

 という感じで昼間の踊りを観覧し、流石に暑いのでいったん退却、夜に再び競演場に繰り出すことにしました。

 

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 3年連続3回目の升形地域競演場。地方車が投光器のライトによって鮮明に姿を現しています。

 

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 地元大橋通り商店街のチームが登場しました。今年も天秤棒を担いだ売り子を先頭に、大勢の踊り子が集結しています。

 

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 一方こちらは今年初出場。ゼロからチームを作り上げるのは本当に大変だったことでしょう。

 

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 初めての晴れ舞台を転戦する踊り手たち。これで自信を得て、来年以降につなげてほしいものです。

 

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 次のチームがやって来ました。よく見ると地方車の上にハイハットシンバルがあります。ドラムセットもあるのかも知れませんが、ここからは見えません。

 

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 チームの中には歌だけではなくて、楽器演奏を伴うところもあります。こちらのチームはエレキギターとベースが地方車に続いて踊り手を先導しています。

 

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 鳴子や提灯に加えて団扇も携えた踊り手たち。脇ではスタッフが観客に団扇を配っています。既に団扇を持っていてももらえたりします。

 

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 続いては万々商店街のチーム。万々自体が競演場になっていますが、踊る方でも参加しています。

 

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 地方車の上から、大きなセンスで踊り手と観客を盛り上げにかかっています。

 

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 こちらはかなりシンプルな衣装の部類に入ります。それだけに、万々歳の文字が目立って見えるのも特徴です。

 

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 またも団扇拝受。よさこいの期間中各会場を歩けば、放っておいてもいくらでも団扇が手に入ります。この日は3年連続3回目の升形の競演場だけで、妻と合わせて4つの団扇を貰いました。

 

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 地方車は和風の装飾のものもあれば、モダンなものもあります。このチームのように、名前はカタカナでも衣装は純和風という感じのところもあります。

 

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 こちらは基本女性だけのチームのようです(間違ってたら済みません)。構成もチームそれぞれ、中には子どもだけ、妙齢の方だけというチームだってあります。

 

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 中央公園でも見たネットでよさこい。基本的にどのチームも2日間かけて複数の会場で踊るので、同じチームの踊りを違う会場で見ることも珍しくありません。ただ最近は各チームの居場所や会場の進行を伝えるウェブサイト「どこいこサービス」も開発されたので、目当てのチームを探すのははるかに楽になりました。

 

dokoiko.inforyoma.or.jp

 

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 今度は神奈川県町田市からやって来たチーム。今回も全国から、チームによっては海外からの連合チームまで高知にやって来ています。

 

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 流石は町田。J2のFC町田ゼルビアがスポンサーになっているようで、妙に感心しました。

 

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 鮮やかな大布を掲げた踊り子たち。衣装もおおいに創意工夫を重ねるところで、一枚布でアピールするチーム、早着替えを取り入れるチーム、それぞれアピールに余念がありません。

 

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 こちらは地元商店街、大橋通り、万々に続いて、高知市中心街の京町・新京橋商店街のチームがやって来ました。

 

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 地方車の上でも動きが激しいので、トラックが左右に揺れる揺れる。舞台に乗っている方はハイになってるでしょうから気にならないとして、運転する方は大変だろうなぁと思ったり。

 

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 そして、本日升形地域競演場のトリは、香川県丸亀市から来たチームが務めます。

 

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 大音響とともに150メートルほどの競演場を踊り歩いて演舞終了。これで本日はお開きです。

 

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 終了直後、もうすぐ交通規制が解かれる中、スタッフが片付けに追われる升形の商店街。しばしの休息ののち、翌日も熱狂が待っています。

 

 ……なのですが、当方は別の用があって、ちょっと出かけてきます。その話は、またあらためて。