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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(121)八代通駅(とさでん交通伊野線)

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 中山から東に歩き、信号所を越えて、八代通電停にやって来ました。

 

 

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 伊野行の電車がちょうど停留所を発車したところ。間もなく中山信号所に差し掛かると、伊野からの電車と行き違います。

 

(参考)中山信号所について 

3710920269.hatenablog.jp

 

 

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 信号所で一旦停車した伊野行。東行の電車が反対側の線路に入ってくるのを待ちます。

 

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 東方向、文殊通行の電車が入ってきました。ここで朝倉からの通票と伊野からの通票を交換します。

 

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 信号も何もありませんが、ポイントは常に電車が進行方向から見て東側に進むようになっています。 

 

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 運転士が通票を交換します。これでどちらの電車も、信号所から先に進むことができるようになるのです。

 

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 両方の電車の運転士が、運転台に戻ります。準備が整い、それぞれ目的地に向けて発車していきます。

 

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 信号所を後にした2台の電車。手前の車両、左側の窓から見える輪のようなものが、中山信号所から朝倉までの通票入れの取っ手です。

 

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 八代通に到着した電車。単線を挟み込むホームの左側から乗客が乗り降りすることになります。

 

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 電車が去っていった駅。この辺りの駅の例に漏れず、八代通でも、伊野行のホームだけ屋根がありません。それでも仕切りの付いたホームがあるだけ、まだマシという説もあるにはありますが。

 

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 停留所の東側の風景を、開通してまだ1年経たない高知西バイパスの高架橋が貫いています。バイパスこそできたとはいえ、この辺りは至る所でまだ工事中です。

 

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 道路だけではなく、近くを流れる川も工事中。落ち着くのはもう少し先の話のようです。

 

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 バイパス近くまで行くと、線路の北側がなぜか広く空いています。

 ここはかつての八代信号所跡。2年半前まで、電車はここで行き違っていました。しかし敷地の一部が高知西バイパスにかかることになり、新たに今の中山信号所を設置して行き違い施設は移転、八代信号所は役目を終えることになったのです。

 

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 直線の線路1本だけが敷き直された信号所跡。北側の敷地からはレールが外され、電柱が移設されています。ただ歩道は以前のままで、特にこの敷地を活用しようという意思は感じられません。

 

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 次の伊野行の電車が、信号所跡にやってきました。かつては必ず停車していた場所を、電車は一切速度を緩めず、走り去っていきました。