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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(82)後免東町駅(とさでん交通後免線)

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 始発駅の後免町を出た電車がカーブの連続を越えてたどり着く最初の停留所。後免西町から最後の路上区間を走りきり、終点まであと少しのところ。それが後免東町の停留所です。

 

 

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 後免町への電車が後免東町を出たところ。目指す終点は曲がりくねったその先です。

 

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 二本の留置線が並ぶ後免車庫。電車もバスも桟橋通に車庫機能が集まっていく中で、それ以外に電車が夜を明かす場所として、西の蛍橋、東の後免がわずかに残っています。

 

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 本線の電車向けの信号機。車庫からの電車が合流するところで、どちらに進む権利があるかを示します。

 

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 西行の停留所があるのは、タクシーの車庫の奥。へばりつくようにホームが延びています。

 

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 駅の路線図を見ると、奥に以前のものが複数残っていました。薄く読み取れる運賃は、今よりもかえって数十円高くなっています。

 

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 停留所から西へ。交差点を越えれば、線路は県道上に伸びていきます。

 

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 交差点の向こうから停留所を眺めます。線路左手になる後免町方面の乗降場は安全地帯も何もなく、車庫の前に電車が停まるだけです。

 

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 その車庫の端にあるアンパンマンの石像。高知である以上、どこにアンパンマンがいてもおかしくはありません。

 

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 交差点から北に向かう道に商店が立ち並びます。休日の朝、日が昇っても街が起きるにはまだ早いようです。

 

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 後免東町の交差点全景。まだ目覚めない街を、車が次々と通り過ぎていきます。

 

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 車以外の轟音が聞こえてきます。見ると頭上で、東京への飛行機が飛び去って行きました。

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 そんな音を聞きながら、停留所は静かに電車を待ちます。

 

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 後免町に向かった電車が帰ってきました。南国市から高知の市街地を西へと抜けるべく、始発駅を発ったところです。

 

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 水路の先から最初の停留所に到着する電車は徐々に速度を緩めます。ここから路面電車の旅が始まります。