ついに今年も始まったよさこい祭り。初日に観てきたシーンをいくつかお伝えします。
初日のお昼頃、高知城前の演舞場はまだ開場前。
追手門を抜けたところでは、11月に開かれるゴルフ大会の宣伝の準備中です。
追手筋の競演場もスタンバイ中、踊り手を今か今かと待つばかりです。
ときに昔からの伝統行事と思われがちなよさこい祭りですが、始まったのは戦後のこと。むしろそれがゆえにか、最低限の基本を押さえれば、音楽も振り付けも演出も自由な、創意工夫を最大限発揮できる祭になっているのです。
スタンドも出来上がり、あとは観客と祭の興奮が来れば完璧です。
一方、早くから踊りが始まっているのは帯屋町の演舞場。
四国銀行の連がやって来ました。カツオ人間が参加しているそうですが、いきなり踊るのはえらいのか、今回は地方車から出てきません(笑)
正調よさこいを守り続けた四銀。ですが、今年から創作に移行しました。とはいえ、やはり手堅い印象は強く受けます。
続いては思いっきり創作の連。
「祭り=伝統行事」という等式で見ると理解できないかも知れませんが、よさこい節を必ず音楽に含めるなど、必ず守るべき最低限の基準さえ満たせば、あとは自由。もちろん、よさこい踊りができた当初の正調を守る自由だって保証されています。これが土佐の祭り、よさこい祭りなのです。
続いては幡多からやってきた連。よさこい祭りの競演場・演舞場は、県内外どこの人にとっても晴れの舞台なのです。
突き刺すような日差しの中、フラッグが映えます。
お昼ご飯を食べて、今度は追手筋へ。待ちに待った踊り手たちがやってきました。
10を超える競演場・演舞場の中でも、やはり注目度が高いのは追手筋ではないでしょうか。南北の通りを連がそれぞれ踊り歩くのは壮観です。もっとも、その分大音響にもほどがあって、1キロ先ぐらいなら余裕で聴こえてくるわけですが(笑)
あるいは旗を持ち、あるいは提灯を持ち、あるいはもちろん鳴子を手にしておどる踊り手たち。
次から次へ、自分たちの音楽を鳴らして走る地方車。
踊りだけではなく、地方車のデザインも大事なアピールポイント。それぞれのコンセプトや思いがデコられています。
同業他社を偵察してみました(笑)
帯屋町演舞場に続いて四国銀行が登場。奥にはこれも有名どころの帯屋町筋連です。
提灯を手にする断面図。
夏の一番暑い時間。昨年は酸素ボンベに救われてましたが、今年は大丈夫でしょうか。
まだまだ踊りは続きますが、いくらなんでも暑いのでいったん退散し、テレビ中継での観覧に切り替えます。その後夕方で涼しくなった時にあらためて出かけたところ、花電車に遭遇。
年に数日しか見られない花電車。全くの偶然で、貴重なものを見ました。
踊り手たちが集まる停留所を通る花電車。いかにもよさこい祭りなシーンです。
そして、今日は今日で何が見られるのか。楽しみな祭りの2日目は、もうすぐ始まります。