土佐のおきゃく2016で恒例となった交流戦。今年はその前に、高知県軟式野球頂上決戦!ということで、ミタニ建設工業野球部対旭食品野球部の対戦が行われました。
球場特別席前では、ファイティングドッグスバージョンのべろべろの神様が販売中。キーホルダーかと思ったら、コップのフチ子さんみたいな使い方をするようです。
球場についてほどなく試合開始。右側の緑のユニホームが旭食品、左側の赤いユニホームがミタニ建設工業です。
試合前の始球式は両チーム取締役が行いました。
こちらがスタメン。高知球場で指名打者を使わない試合を見た記憶がないので、新鮮に見えます。審判の名前は出ていないので分かりませんが、3人制でした。
なお、今回対戦する両者については、それぞれウェブサイトがあるのでそちらをご覧いただければと。
■ 旭食品株式会社
■ メガソーラー 高知でリフォーム・住宅 ミタニ建設工業公式HP
(3/7追記:ミタニ建設工業野球部さんにサイトを教えてもらいました。ありがとうございました!)
旭食品の先発坂本。初回は三者凡退と上々のスタートです。
ミタニ建設工業先発の依光。2死からヒットを打たれたものの、盗塁失敗でこちらも打者3人を相手に無失点でした。
続く2回表。ミタニ建設工業はPAを持ちこんでいて、応援テーマを流しています。打者ごとにテーマを替えるようにはしていますが、基本流しっぱなし。応援リーダーも出てきません。そんな折、スタンドに登場したのがこちらのお方。
ミタニ建設工業プロデュース、高知のご当地キャラ「やいろちゃん」です!
やいろちゃんは高知県鳥で絶滅危惧種のヤイロチョウをイメージしたキャラクター。県内でのイベント、特に子どもへの本の読み聞かせ活動を行っています。ミタニ建設工業ではガールズ事業部に所属、イケメン好きなのですが、実は……という鳥さんです。詳しくは、公式サイトをご覧ください。
ちなみに、隣にいる小鳥は友だちのこんまいちゃん(「こんまい」=「ちいさい」。四国各地にみられる言葉)。やいろちゃんを「気が向いた時だけ応援する」そうです。高知のキャラは、なんかいちいちひねってきますね。
さてその2回表に試合が動きます。先頭の武内がヒットを放つと、1死1, 2塁とチャンスを広げて吉本がセンター右寄りにタイムリーを放ち、ミタニ建設工業が先制しました。その裏旭食品も同じく1死1, 2塁の場面を作りますが、併殺に倒れ得点はならず。3回も両チームとも走者を出しながら得点はできず、1-0で序盤が終わります。
点が入らない割に走者は出るので、この間は1イニング15分ペース。試合開始は10時半、終了予定時刻は12時で、6回を終えた時点でオーバーしそうな塩梅。大丈夫でしょうか。
4回表、旭食品の投手は2番手西河に交代。先頭打者にヒットを打たれますが、後続を三振、さらに三振ゲッツーに抑えて無失点。
すると、今度はやいろちゃんがバックネット付近にやって来ました。2回表の攻撃が終わった後に一度下がっていたのですが、再登場です。
真正面かぶりつきで観戦するやいろちゃん。これが甲子園球場なら警備員が飛んできて連れ去られるのですが、高知球場でそんなことはありません。
4回裏、旭食品はチャンスを迎えます。先頭打者がレフト前ヒット、続いてライト前ヒットでエンドランが成功、さらに送球がそれる間に打者も2塁に進んで無死2, 3塁。ここでミタニ建設工業は依光を下げ、2番手田地が登板します。ただ、この田地がいきなりストレートのフォアボールで満塁となってしまいました。
続く打者はセンターフライ。ここで3塁走者がタッチアップします。ところがこの走者がホームでタッチアウトとなり、2死1, 2塁に。さらに後続も捕邪飛に倒れ、旭食品が最大のチャンスを逃してしまいました。旭食品は5回にも2死満塁の場面を作るものの、これまた内野ゴロで得点できません。
そんな中、バックネット裏から対戦相手の旭食品側スタンドに乗り込んだやいろちゃん。これがNPBならどうかという話ですが、誰も気にしません。
さて、試合は6回に入りますが、第2試合が控えている中で残り時間は10分程度。そのため、この回で試合を終了する旨のアナウンスがありました。最後の攻撃に備える旭食品は表を三者凡退で抑え、裏の攻撃でいきなり3塁打。しかし続く打者がショートフライ、その後はピッチャー正面のゴロ、飛び出していた3塁走者が挟まれます。
緊迫の場面を見守るやいろちゃん。ところが挟殺プレーは失敗に終わり、1死2, 3塁。旭食品、一打サヨナラもある絶好のチャンスです。
そんな折も折、見づらくて済みませんがバットを持ってスタンドに現れた駒田監督。
打撃練習に余念がありません。今シーズン「駒田ーおまんが打てー!」と言われる場面がいくつ出てくるやら……
閑話休題。旭食品最後のチャンス。ここで三塁線に強い打球!なのですが、なんとこれがサード正面。きっちり捕られると走者は戻れず、ボールはセカンドに送られて併殺というハードラック。逆にミタニ建設工業は再三のピンチを守備で切り抜け、辛くも逃げ切り成功です。
最終スコア。ヒット数と得点を見ると、どんな試合だったかは伝わることでしょう。ただ記録に残るエラーがなかったのもポイントです。
頂上決戦ということで、ヒーローインタビューもありました。呼ばれたのは決勝打を放った吉本選手です。
このあとはいよいよおきゃく本番、みんなして美味しいお酒が呑めたことでしょう。
なお、この後の試合については昨日のエントリをご覧くださいね。