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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(39)曙町駅(とさでん交通伊野線)

 鴨部から朝倉駅前までの5つの電停はノーガード電停。中でも上り下りどちらの乗り場も道路上にあるのが、曙町電停です。

 

  

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 はりまや橋方面から伊野方面向きに見る曙町電停。上り下り両方の乗り場スペースどちらも、道路上のラインで囲まれた平面でしかありません。障害物の何一つない道路の上です。いうなれば、ダブルノーガード電停です。

 

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 道路上には、他の電停同様乗り場スペースを避けるよう矢印で指示。ただ、スペースを避けて進めるほどの車幅の車がどれほどあるかは分かりません。

 

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 お馴染みとなった感のある、電柱に巻かれた駅名表示や路線図、そして時刻表。下りの伊野方面は平日の朝夕こそ電車が多いですが、それらの多くは次の朝倉止まり。その先に進む電車は、1時間に3本あるかないかです。

 

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 反対側の上り、はりまや橋方面への案内も、同じく電柱に巻かれています。

 

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 ただ、こちらの電柱には、昔のものであろう縦長の駅名表示がに残っていました。書体や経年ぶりには時代を感じますし、それが外されずに、ラミネート版の案内で覆われている辺り、無造作感を覚えずにはいられません。

 

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 上り方向の道路にも、電停を避ける表示があります。矢印の先にあるのは民家、それをも避けて進もうとすれば、駐車場に入っていきます。

 

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 さらに先を見れば、軌道敷の両側に上下1車線ずつぐらいあったはずの道が狭まっています。ここからはりまや橋方面、東行に車を走らせたければ、正面から路面電車がやってきた場合に備えなければなりません。