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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

加能遠征記:高知ユナイテッドSC対ツエーゲン金沢@ゴースタ(2026.5.24.)

 

 明治安田J2・J3百年構想リーグも気がつけば最終節。高知ユナイテッドSCの最終戦はツエーゲン金沢とのアウェイ戦なので、観戦と合わせて石川県内を訪ねてみました。

 

 

 Jリーグの秋春制移行に際して開催されている明治安田J2・J3百年構想リーグ。地域リーグラウンドも気がつけば最終節です。快進撃を続けた高知ユナイテッドSCの最終戦はツエーゲン金沢とのアウェイでの試合。J3リーグでも顔を合わせる相手ではありますが、せっかくなので金沢まで遠征に行ってみました。

 ご存知の通り石川県内、とくに能登半島は2024年1月1日の大地震、さらには同年の大雨で甚大な打撃を被りました。それでも復興に向けた動きが続く中で、観光業の再建も進められています。

 

www.hot-ishikawa.jp

 

 そういうこともあり、能登を中心に訪れられるところを訪れてみようと思ったのも、遠征を決めた理由の1つです。

 

 

 試合の前日に金沢入り。ここから鉄道とバスを乗り継いで、能登半島を北上します。

 

 

 最初に立ち寄ったのは津幡駅。大の里のパネルが待合室に置いてありました。

 

 

 さらに北上して七尾駅へ。ここでのと鉄道に乗り換えます。乗りつぶし目的で来てから10年以上経っての再訪です。

 

 

 のと鉄道は当初能登半島を東西南北に結ぶ長大な路線を抱えていましたが、現在は穴水まで。往時のディーゼルカーも保存されていますが、今回はバスへの乗り換え時間が短いのでパスしました。

 駅前にはこんなポケふたがありました。能登の復興にはポケモンも深くかかわっていて、のと鉄道とのコラボに加え、のと里山空港が期間限定で「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」になるのだとか。

 

www.pokemon-foundation.or.jp

 

 

 穴水から峠を越えて北上するバスで、かつての輪島駅前に着きました。ここは鉄道が廃止された後、道の駅になっています。

 

 

 ここにもポケふたがありました。

 

 

 子どもの頃から見たかった輪島駅の駅名標。私世代以上なら、旅館のCMで見たことがある方も少なくないでしょう。

 駅前にはかつての駅名標を模したレプリカが、かつての踏切の警報機や遮断器とともに置かれています。本来なら正面からの写真を撮影してアップするところですが、背後には仮設住宅と思しきプレハブ住宅群が並んでいます。いくらなんでもそのような住宅を旅行者のノリで掲載するのは気が引けるので、このアングルでご理解いただければと思います。

 

 

 駅までは来たものの、あまり長居もできないので、周辺を見て回ります。

 駅跡の建物の挟間に、こんなテントがありました。コミュニティスペースとして自由に使えるようになっているそうです。ちなみにこのようなテントは輪島に来る道すがらにもあり、復興支援ボランティアの交流施設として使われているものも見かけました。

 テントの背後にはかつてホームがあり、以前は見ることもできたと聞くのですが、現在は工事中で、もはや立ち入ることはできません。

 

 

 輪島でもう1つ見てみたかったのが旧能登三井駅。こちらも駅舎が残っています。

 

 

 ただ、ホーム跡や旧駅の敷地は新たに団地になっていて、駅名標も残っているのですがそれらの住宅を外して撮影することができません。ひとまず駅舎に残る駅名板を記録して、穴水に戻ります。

 

 

 穴水からは再びのと鉄道に。2両編成の後ろは団体で貸切、先頭車両は「花咲くいろは」のラッピング車両でした。

 

 

 JRに乗り換えるために和倉温泉で降りると、こんなキャラクターがいました。「わくたまくん」というのだそうで、温泉卵かと思ったら、和倉温泉を発見したとの伝があるシラサギの卵とのことです。

 

www.wakura.or.jp

 

 このあと金沢に戻るのですが、行きしなにどうも気になってしまった駅があり、途中下車してみることにしました。

 

 

 JR羽咋駅。ホームにいきなりこんなパネルが立っていたのです。

 この「宇宙人サンダーくん」、調べると宇宙船が故障して不時着してしまったため、修理代を稼ぐために羽咋市で働いているのだとか。

 

www.hot-ishikawa.jp

 

 

 羽咋市は「UFOのまち」としてPRを図っているそうで、駅前にもアダムスキー型UFOを模したモニュメントがあります。こちらはその反対側の出入り口ですが、心なしかUFOっぽく見えるのは私だけでしょうか?

 

 

 ひとまず訪れるべきところは訪れ、金沢に戻ってきました。

 明日がカレーなので、今日の夕食はご存知8番らーめんへ。定番の野菜ラーメンは当然いっとくとして、他の各地のラーメンと違ってスープのお約束が分かりません。さんざ迷った末に、味噌味にしました。

 

 

 翌朝、金沢駅にやって来ました。ここから無料のシャトルバスでスタジアムに向かいます。

 

 

 15分もしないうちに金沢スタジアム到着。現在はネーミングライツがつき「ゴーゴーカレースタジアム」として知られています。

 

 

 実はシャトルバスに乗る前、ツエーゲンのサポーターの方が高知のサポーターを相手に何やら話しているので聞いてみると、こんな水引きを頂きました。前田家家紋を各クラブの色で作り上げた水引き、これ相当手の込んだ工芸品ですよ。有難く受け取らせていただきました。

 

 

 入場前に腹ごしらえ。金沢カレーの元祖と名高いチャンピオンカレーのカツカレー(1000円)を頂きました。コクのあるカレーとふわサクのカツ、ここからカレー文化が花咲いていったのも当然と言えるでしょう。

 

 

 スタジアム入場。専用スタジアムだけあってピッチのすぐ近くまで迫ることができます。

 

 

 以前にも報じられましたが、昨年の強風でバックスタンドの屋根が剥がれてしまい、今も痛々しい姿をさらしています。

 

 

 話題の(?)アウェイゴール裏はこうなっています。

 

 

 普段の観戦記はスクリーンの情報も交えつつ書くのですが、これでは写真にとっても何も見えないので、今回は難しそうです。

 

 

 試合前のイベント。マスコットのゲンゾーが登場しました。

 

 

 ただ、その前からずっとアウェイ側にいたのがヤサガラス。ヒール役っぽいのですが、アウェイサポとハイタッチをしたり(私含む)、観客のカツオと遊んだりとフリーダムです。ゴール裏まで入ってきたらうちの子たちと写真を撮ってもらえたので、それだけは惜しかったですが。

 

 さて試合です。メンバー等は公式でご確認ください。

 

www.jleague.jp

 

 

 前半は高知キックオフ。讃岐戦以外で得点できていないのを何とかしたいところですが、この日もなかなか攻勢に出られません。

 

 

 26分には相手CKからDF3畑尾に押し込まれ、この日も先制を許してしまいます。

 

 

 そのまま飲水タイム。今年も暑くなってきました。

 

 

 流れを変えたい高知でしたが、相変わらず得点機を作り切れず、前半は0‐1で終わります。

 

 

 後半、高知はDF5深川に代えてMF76三門、MF73田中に代えてMF7金原を投入、局面打開を図ります。ですが金沢の守備をこじ開けられず、時間が経過していきます。

 

 

 そして90分、今度は競り合いからDF6村田に決められ、絶望的な2点目を喫してしまいます。

 

 

 アディショナルタイムに動きはなく、0‐2のまま試合終了。最終戦を飾ることができませんでした。

 この試合だけを見れば、何もできなかった観のある高知。ただ、昇降格やタイトルのかかった試合でもなかったのも事実です。有無を言わさず強引に攻める必要もないですし、あくまで自分たちのスタイルで課題を洗い出す機会にするのもアリなわけで、そう考えるとあまり否定的に捉えることもない気がしてきます。

 何より、シーズン前はJリーグで下から数えて3番目のチームが、18試合を終えてJ2・J3の10クラブ中4位に入ったのです。これは紛れもなく快挙です。

 そして、この試合の結果、プレーオフラウンドの対戦相手(候補)が決まりました。第1戦は5月30日(土)、ギケンスにレノファ山口を迎えての試合、史上初の対戦です。「嫁よりレノファ」の人来るかな

 

kochi-usc.jp

 

 そして第2戦は第1戦の結果次第で、6月6日(土)にアウェイでの大宮アルディージャ戦、または7日(日)にギケンスでの横浜FC戦となります。

 

kochi-usc.jp

 

 縁あるフリエを迎え、春野が多くのサポーター・観客で賑わうところを見てみたい気持ちもあれば、数えきれないほど名前を聞いたNACK5スタジアムに行ってみたい気持ちもあり、正直迷います……って私が何を決めるわけでもないのですが、どちらに転んでもJ2の強豪と当たれるのは嬉しいですね。

 ちなみに、今回対戦したツエーゲン金沢は今年がクラブ創設20周年だそうで、7月末に記念試合をガンバ大阪との間で行うのだそうです。

 

www.zweigen-kanazawa.jp

 

 GK上田樹に気づいたガンバサポがどれだけいるのか気になります。