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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

2016北海道・東日本パスの旅(9)函館市電三昧

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 函館から札幌方面へは、もともと再び鈍行の旅を考えていたのですが、列車の接続がどうしても悪く、途中で一泊しないといけません。それなら安上がりで、函館市内で滞在時間ができるので、札幌までの夜行バスを利用することにしました。

 

 

 北海道・東日本パスは特急には乗れませんが、急行なら急行券をプラスして乗車できます。そのため、以前なら深夜に急行はまなすに乗れましたし、実際のった経験もあるのですが、新幹線開通でそれも不可能になってしまいました。

 ところが函館についてみたら、大雨の影響で函館本線が不通となり、鉄道で北上できなくなっていて、バスは軒並み満席。以前ならここで立往生するところでした。ケガの功名といえばいいのか何なのか、不思議なものです。

 

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 時間ができたとなれば、気になるのはやはり函館市電です。こちらは45年以上活躍する710形。側面を見ると、とさでんの電車600形に似ています。どちらも当時の都電の影響を受けていると言われているので、そのためでしょう。

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 今夜はバスでの移動ですし、これまで行程がいろいろ変わって疲れもあります。せっかくなので温泉に入り、少しはゆっくりしたいので、湯の川温泉まで来てみました。乗ってきたのは、先程と同じく710形の全面広告電車です。

 

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 温泉を堪能してきたところで、再び湯の川温泉電停に。2両しかない2000形が通りかかりました。

 

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 先程の721号が戻ってきました。これで函館駅前に戻ります。

 

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 駅前をぶらぶらして、日が暮れかけたところで再び電車の停留所に。らっくる号と名付けられた超低床電車が向かいに入ってきました。

 

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 夕闇迫る中、こちらにも電車到着。十字街に向かいます。

 

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 電車を降りると、いきなり坂本龍馬記念館があって驚きました。北海道と龍馬、意外な組み合わせと思われる方もいらっしゃるでしょうが、実は維新後に坂本家は北海道に移住しているのです。

 

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 十字街の交差点を渡って南側。目の前に建っているのは、かつて使われていた操車塔だそうです。

 

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 傍らに置かれていた説明版。昔は信号も電車のポイントも手動で、この塔から操作を行っていました。

 

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 1ブロック南に進んだところで左に折れ、バスを待ちます。函館山への坂が、もう始まっています。