日本モンゴル学会2021年度春季大会で研究発表「モンゴル国民の自国への意識に関する第5回アジアン・バロメータ調査データの予備的分析」を行いました。本研究はJPSS科研費19K02105の助成を受けたものです。
昨日(2021年5月15日)オンラインで行われた日本モンゴル学会2021年度春季大会で、研究発表「モンゴル国民の自国への意識に関する第5回アジアン・バロメータ調査データの予備的分析」を行いました。
以前にも書いたかと思いますが、アジアン・バロメータは、東アジア・東南アジアで民主主義と政治を中心テーマとして継続的に行われている国際調査プロジェクトです。モンゴルは第1回からプロジェクトに参加していて、今年2月末に第5回の調査データが公表されたところです。
公開データの分析は、言ってしまえば早い者勝ち。他の調査実施国・地域のデータはまだ揃っていない(はず)ですが、まずはできることをやって名乗りを上げておけ、ということもあり、このほど予備段階での分析結果について報告させていただきました。
今回は「自国への意識」とタイトルに謳ってみましたが、実際は関連する設問として他国・地域への意識も関心があり、むしろそっちの方が多くなってしまいました。また、あくまで予備段階なので、行ったのは集計とその比較検討ぐらいで、本格的な分析はこれからです。
そういう中途的なものなので、今回の報告資料はweb上にはアップしません。ただ、申し込み時点での要旨については下記でご覧いただけます。
また、来年発行予定の学会誌にも、分析を踏まえた要旨を掲載していただく予定です。
もっとも、今回の報告はあくまで最初の一歩。問題はここからの分析と結果の考察ですが、はたしてどうなるやら……