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取り戻した「アグレッシブ」・高知ユナイテッドSC対ティアモ枚方@春野球(2021.5.16.)

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 開幕連勝もその後惜敗が続く高知ユナイテッドSCのJFL2シーズン目。今回はホームゲームに新加入のティアモ枚方を迎えての対戦です。

 

 

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 COVID-19対策下でのゲームが続く中、わんピーのグリーティングもフェンス越しになります。ただ細か過ぎるほど細かい雨が降る中、雨合羽は着られないのかなと思ったり。

 

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 バックスタンド側にスタグルが集まっています。メインだとスペースが足りないのでしょう。こちらとしては有難い限りですが。

 

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 焦点がぼけてしまいましたが(汗)、今回はスティックキーマカレーが新登場とのことで、行っときました。

 

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 そうしたら食べてみてびっくり。アメリカンドッグのようなものかと思ったら、カレーライスを揚げていたのです。持ってみて意外とずっしりきていたのですが、それも納得。当然ながら腹持ちも良く、これで500円ならコスパ最強です。

 

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 高知ユナイテッドSCのベンチにはサポーターからの寄せ書きが掲げられています。私もどこかに書いています。

 

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 試合前のアップが始まりました。先週の高知大学戦で最悪期は脱したと信じたいところ。

 

www.3710920.com

 

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 選手だけではなく審判もアップに余念がありません。90分+αで走り続けないといけないのは審判も一緒、むしろ交代もなければ気を抜けるところもないので大変です。

 

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 試合前には四国リーグ以来のチアダンスチーム"respect"も登場。久々に春野球技場らしい雰囲気です。

 

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 試合前、両チームの選手たちが入場してきます。通常ならスタンドの下からなのですが、この日は簡略化。

 

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 円陣を組むティアモ枚方の選手たち。随分雰囲気が明るいです。

 ティアモ枚方はその名の通り大阪府枚方市に本拠を置き、同市と共に交野市・寝屋川市を地盤とするチームです。

 っていうか、市名読めますかねこれ。ついでによくやる話を加えれば、枚方から片野へは京阪電車が通っていて、その終点が私市駅。まぁ、せぇだい頑張って読み方を調べてください。

 話を戻して、強豪揃いの関西リーグで頭角を現したクラブは、2020年にリーグ優勝、さらに地域チャンピオンズリーグに3度目の出場で優勝、今季からJFLに加入しました。そして、大阪発第3、第4のJリーグ入りに向けて挑んでいるところです。

 

(参考)

www.fctiamo.net

 

 ただ、大阪府に目下緊急事態宣言が出ていることもあり、この日はアウェー応援席はなし。試合消化はできていて、チーム自体は好調なだけに、もどかしい中でのゲームになっています。

 

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 試合は枚方のキックオフで開始。早速枚方が攻め上がりますが、その後は逆に高知が押し気味に試合を進めます。

 

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 その後も時に枚方のカウンターはあるものの、基本的には高知ペース。当初はDFラインからのロングパス、その後は4番細山につないで左からゴール前に放り込むスタイルで攻め続けます。

 

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 ただ枚方もボールを奪えばすぐさま攻め上がります。そんな中、前半途中には高知GK池上が相手との接触で負傷。その後なんとか復活したものの足は痛そうです。

 こうなるとこれまで以上の攻めを見せて、ガミさんに無理をさせないようにしないといけません。実際高知の攻勢はさらに続きますが、決定的な場面はなかなか作れず、前半は0-0で終了します。

 

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 ハーフタイムには、こちらも四国リーグ時代から登場してきた"V step"がダンスを披露。メインスタンド前でも、陸上競技場とは違う近さを感じます。

 

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 さて、後半は高知ボールでのキックオフ。ここから得点を奪いたい高知、何度も枚方のゴールを脅かします。

 しかし、そこに立ちはだかったのが枚方GKキローラン菜入。決定機で放ったシュートを的確な反応でことごとくはじきます。

 攻めながら点が取れない、もどかしい展開。こうなるとカウンターが怖いところです。ただ一度ならずピンチは迎えつつも、相手のシュートのコースを消して、失点は未然に防ぎます。

 そうするうちに後半まもなく45分。アディッショナルタイム3分の表示がちょうど出た頃、高知がこの日何度目かのコーナーキックのチャンスをつかみます。

 

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 そして90+0分、左からのコーナーを29番下堂がヘッドで合わせて叩き込むと、ボールはついにゴールへ!高知が待望の1点をもぎ取りました!

 

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 喜びを爆発させる高知の選手たち。

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 その後、高知は枚方の攻撃を難なくしのぎ、ゲームはそのままフルタイム。高知が連敗を4で止め、3勝目を挙げました!

 

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 試合後、サポーターの前まで来た高知の選手たち。先週の天皇杯代表決定戦以上に晴れやかな勝利報告です。

 

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 ヒーローインタビューはもちろん下堂が登場。値千金のゴールを記録しましたが、実のところはDFラインの選手です。

 というのも含め、この日は全員が動き回れていたのが好ゲームの最大の要因だと言えるでしょう。DFでは3番藤﨑もあるいはロングパス、あるいは最前線まで攻め上がって相手ゴールを脅かしていましたし、先述の細山は左、あるいは6番青木は中央で結節点になっていました。

 ボールを支配して攻撃性を保つことで相手に主導権を与えない、あるいはボールを奪われても攻め手を作らせない。欲を言えばあと2点は獲れたはずですが、決定的な場面で文句なしシュートを放って、それらを阻まれたのですから、むしろ枚方のGKキローランが凄かったことを称えるべきでしょう。

 奈良クラブ戦では混乱するばかりの姿を見て、どうなることかと思ったのですが、どうやらあの時が底だったようです。高知ユナイテッドSC、標榜するアグレッシブさを取り戻しました。

 4連敗があったとはいえ、現時点で勝ち点9の10位。ここにルーカスも戻ってきたら、さらに面白いことになりそうです。