CNタワーには一般の展望台のさらに上に特別展望台「スカイポッド」があります。特別料金がかかるのですが、思い切って登ってみました。高さは海抜447メートル、梼原町の役場辺りよりまだ高いです(国土地理院情報)。
スカイポッドは地上からビル147階に相当するとのこと。昔台北101に登ったことがあるのですが、こちらはそれ以上ということになります。
そして一般の展望台は、高さ114階レベル。実際もっと高いビルは世界にあるわけですが、素朴な疑問として、100階以上にもなるところにオフィスを構えるテナント側の需要って何なのかと。そりゃステータスにはなるでしょうが、地上への上り下りはめんどくさそうですし、エレベーターが止まったら一巻の終わりですし、地震の揺れや被害が怖くないのかと。って言ってながらタワーに登っているので全く説得力のない話ですが、阪神・淡路大震災を経験し、同時多発テロをリアルタイムで見ただけに、理屈では何ともできない心配は湧いてきます。
そしてもう一つ怖いのが雷です。これだけ高ければ、雷が落ちるのは日常茶飯事なはずで、実際そういう説明が書かれています。
雷が落ちるのが年あたり75回。月当たりだと6, 7回。ってことは週に2回落ちるか落ちないかという頻度です。実際は季節によって天気も変わるでしょうから、時期によっては2日と空けず落雷、ということもあるんでしょう。あらためて、今日は雲がなくて本当に良かったです。
っていう話がメインじゃなくて、展望台なんですから展望です。見るべき風景自体は当然先程と一緒なのですが、高さが違うとスケール感がさらに違います。先程は模型のようだった列車や自動車は、いまや乳幼児の誤飲に注意してくださいね、と言いたくなるようなサイズに見えます。
トロント・ピアソン空港方面。あらためて、風景が結構平らです。土地が広いなぁ、良いなぁとやはり思ってしまいます。
メトロ・トロント・コンヴェンション・センターの方には、タワーの影が差しています。世界で2番目に大きな日時計です……って、真下の通路のさらに外側に人がいる!?
こういう人形というかオブジェというかと思ったのですが、間違いなく生身の人間です。中には外壁から身を乗り出している人もいます。
これはCNタワー名物「エッジウォーク」で、地上356メートルの高さに設けられた外部通路を一周するというもの。当然命綱はついていて、今見ているように、外壁から身を乗り出すことも可能だそうです。
■ EdgeWalk Overview - CN Tower
ま、やりたい方はご自由になさってはいいんじゃないでしょうか。やりたい方は(引き気味
展望台なのでガラス張りの部分は結構あるのですが、中にはこんな丸窓もあります。空中を船で移動している感じがします。飛行船、乗ったことないですが。
ふとビリー・ビショップ・トロント・シティー空港を見ると、ターボプロップ機がまさに離陸するところです。高知から伊丹への路線で使われているのと同じ機材かも知れません。
空港を飛び立った飛行機。行先がどこだろうと思っている間に、小さくなっていきました。
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