ついに研究報告当日が来てしまいました。一応報告資料は最後まで一通り作ったつもりですが、それ以上のものとは言い難いところ。とはいえ、これで途中で言葉に詰まる心配はないと、気を強く持ってセッションに臨みます。
で、セッションでの報告については、以前エントリを書いていて繰り返すのも何なので、そちらをご覧いただければ幸いです。
とにもかくにも報告は無事終わり(多少の機材トラブルはありましたが、私のせいじゃないもんね)、次に出席予定のセッションまで結構間があります。このまま会議場に缶詰めばかりも勿体無いので、この機会にCNタワーに登ってみることにしました。
CNタワーの展望フロアは3つあり、エレベーターで最初に到着するのは高さ346メートルの「ルックアウト」。ガイドさんによれば、地上階からは58秒で到着します。
エレベーターがルックアウトに着きました。フロアにはオープン時のタイムカプセルが置かれています。開けられるのは、完成100周年となる2076年……誰も残ってないわな。
さておき、ここからはルックアウトからの眺望を満喫しましょう!まずは南側のオンタリオ湖、対岸のトロント島との間で、意外と船が多く行きかっています。
トロント島には空港がありました。こちらはビリー・ビショップ・トロント・シティー空港だそうで、場所としては非常に便利そうです。ただ滑走路が短いだけに、ここから長距離便を飛ばすのは、残念ながら無理っぽいです。
眼下のマリーナ、LRT、他もすべて普通のデジカメで撮っているはずなのに、いかにもトイカメラ風になってしまいます。
トイカメラ風と言えば鉄道公園も。Nゲージなんてレベルではなく小さいです。
西に向かうと、ロジャーズ・センターは当然ながら真下にあります。北側にはホテルがへばりついていて、入り口は右上のロータリーが少し見える辺りです。こんな作りなんですから、廊下が長くなるのも当たり前です。
ロジャーズ・センターの近くから伸びる鉄道が二手に分かれています。地図で見ると、一方はピアソン空港やヒューロン湖方面、もう一方はアメリカ国境方面に向かうようで、どちらも近郊路線という感じです。
北西の方角、トロントの街並みが広がります。中心部を外れると、途端にビルが少なくなり、緑の中に家屋がまぎれています。日本の平野部とはまるで違う風景ですが、これも土地があるからこそできることなのでしょう。ただ鉄道が相当発達していなければ、通勤通学は大変そうです。
中央で、歴史のありそうな建物の上にブロックが突き刺さっているように見えるのが、オンタリオ美術館(Art Gallery of Ontario)。裏から見ると奇抜そのものです。
さらに奥にはトロント大学の施設群。一昨日訪れたOISEも見えています。
大会会場のMTCCは真下の真下。ガラスの向こうだから良いものの、何の障壁もなしに見下ろすことになったら相当怖いでしょうね。
そして東側に回ってユニオン駅。UP Expressが出てきたようです。
一通りルックアウトを回ってみたところで、さらに上の展望台に行ってみることにしました。高さは地上400メートル超。同じ風景が、今度はどう見えるでしょうか。
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