とさでんの「駅前」停留所は3つ。高知駅前、伊野駅前、そしてこの朝倉駅前。JR朝倉駅には、同じ名前の朝倉停留所ではなく、こちらが最寄りとなります。
単線が続くこの区間。とさでんの線路は、道路の北側に寄る形で敷かれています。駅名板が置かれているのも、道路の端になっています。
ただ、東行の電車にはここから乗れば良いとして、西向きの伊野方面の電車には、反対側から乗らなければいけません。はたしてどうなっているのか。
道路に描かれた緑色の区画。プラットホームも仕切りもありません。とさでんによく(?)ある「ノーガード電停」です。
ここから電車に乗り込むわけですが、東行きは道端から乗れるから良いとして、西行きには道路の真ん中から乗らないといけません。こんなところで電車を待つわけにはいかないので、電車の姿が見えるまで、道端の安全な場所で待つことになります。
しかも、この線路の配置は車にとっても厄介です。東向きに走っていたとして、正面から来る電車に出くわすこともあるのです。
そこでこの矢印。電車が来た場合には、右側通行で避けるように指示しています。電車と車が揃ってやって来た場合は……なんか調整方法があるのでしょう。
そうこうするうち、反対側から電車が来ました。伊野発文殊通行、高知でも本格展開が始まったローソンの広告電車です。
電車が停留所に停まりました。進行方向左側、道端に面したドアが開きます。
電車が去っていった後、東側から駅を撮ってみました。南側の乗降場が道の真ん中にあるのが分かっていただけるでしょう。
今度は伊野行が来ました。道路の左側に敷かれた線路を、こちらにむかってやって来ます。電車から見れば、道路の右側を走っています。
電車が停留所に差し掛かりました。車が真正面の電車を避けようと、道路右側に進路を取っています。
電車が停留所で止まると、南北の道端で待っていた乗客が、道路を渡って乗り込んでいきます。
朝倉駅前を発ち、信号待ち中の電車。ここから先は終点近くまで、信号以外には邪魔するものもほとんどない、広い国道脇の線路を走っていきます。