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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(100)清和学園前駅(とさでん交通後免線)

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 一条橋駅から日本一短い間を歩き、清和学園前駅に来ました。同じ駅内の乗り換えでもっと歩くのは当たり前、とさでんでもはりまや橋の南北・東西のホームが離れているだけに、異なる駅の間を歩いた感覚がしません。

 

 

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 清和学園前から伊野方面は、カーブやコンクリートの法面を隔ててほとんど見ることができません。これまた、東隣の風景とは対照的です。

 

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 後免町方面行のホーム。こちらも橋の改築に絡んで新たにできたためか、設備もとさでんでは整っています。

 

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 伊野方面行のホーム。すぐ南側に、小さな鳥居と石碑が立っています。

 

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 大きな台座に鎮座する碑。その傍らには神社の社地を改めたことを示す石柱も置かれています。時期は1985年。清和学園前駅が置かれた年です。

 

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 石碑に刻まれた文言は、残念ながら今ではなかなか読み取れません。それだけの年月を耐えてきたのでしょう。

 

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 神社の名は天竺神社。インドを表す天竺という名にいささか面喰いましたが、これは室町時代にこの地を居城とした天竺氏に由来するものとのこと。

 

saigokunoyamajiro.blogspot.jp

 

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 階段を上ると、小さな祠がありました。

 高台の住宅地の片隅で、かつての主の名を今も伝えています。

 

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 神社からは東の眺望が開けています。眼下に見える駅は、普通にすぐ近くと言えそうですが、その実は一条橋駅。最寄駅ですらないという現実があります。

 階段を降りてすぐに着くのは、あくまでも清和学園前駅。方角上写真にすら写らない駅なのです。

 

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 川を渡って、一条橋から清和学園前駅を望みます。これほどの近さなのに、清和学園前駅は、やはりこの地点の最寄駅ではありません。電車には、道路の向かいにある一条橋から乗り込みます。そして、再び清和学園前駅へ。

 

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 スマートフォンのストップウォッチ。一条橋を出て清和学園前に到着するまで、この時間です。

 世界クラスの男子マラソン走者よりも時間をかけて、電車は日本一短い駅間を走り切ったことになります。