
前節は奈良クラブ相手にPK負けながら収穫もあった高知ユナイテッドSC。ホームに戻ってギケンス無敗記録継続に挑みます。
世間は大型連休、プロスポーツは書き入れ時。サッカー選手にとっては連戦の続く正念場です。
そんな中、週中の前節はアウェイでPK戦がサドンデスにもつれ込んだ末に惜敗した高知ユナイテッドSC。ですが、GK99番村田がデビュー戦で90分をゼロに抑える活躍ぶり、勝ち点1だけではない収穫がありました。
この日はホームのGIKENスタジアム(ギケンス)に戻ってのFC大阪戦。目下ホーム7連勝ながら相手のFC大阪には2020年以来勝ちがありません。今季は第2節でアウェイでの対戦があり、90分では負けなかったもののPK戦で敗れており、今回も苦戦しそうな不安がいっぱいです。

この日はJリーグのいろいろなクラブが行っているグルメフェスが高知にもやって来ました。
高知で行われるのは「にくこい祭り」。本日限定の出店や普段の出店者が肉グルメを展開しています。肉とは関係なさげなお店も参加しています。

まずは高見のたこ焼き南国店のシャモたこ焼き(700円)。普通のたこ焼き4個分の鉄板を使ったジャンボたこ焼きにタコとシャモ肉が入っています。というと意外感があるでしょうが、以前はメニューにあって、私も食べに行ったことがあります。

シャモたこ焼きです。間違いなくシャモが入っています。タコ焼き1個もついてきたので、これでシャモたこ焼きの大きさがイメージできるかと思います。

お寿司屋も肉料理。回転寿司いちばん船さんのカルビ巻き寿司です(700円)。定番化しつつあるツナサンドといい、お寿司屋さんの枠にとらわれないのが良いですね。もちろん寿司に自信があるからできるのでしょうが。

ただ、肉ばかり食べているわけにはいきません。バランス大事。ということで、2試合ぶりに戻ってきたJA高知県の試食ブースにも行ってきました。

この日は安芸市のホームタウンデー。試食ブースも安芸のなすが並びます。当然と言えば当然ですが、やなせたかし先生のキャラクターも並びます。

なすのおひたしです。今回は試食のみですが、だしがしみていていくらでも食べられるおいしさです。
実は前の日の授業で学生と話していたら「20歳になってからの変化」という話題になり、学生の1人が「なすのおいしさが分かるようになった」と言っていました。他県出身の学生だったので、それは年齢の変化というより高知に来たからじゃないかな、とその時は返したのですが、考えてみたら私も子どもの頃にこういう美味しさが理解できていたのだろうか、とふと思ってしまいました。

スタグルの話がほっとくと長引くので試合に移りましょう。まずはFC大阪のスタメンです。昨季まで在籍したFW28番東家が先発で登場します。

サブスティテュートメンバーはこちら。
一方の高知のスタメンはリンク先の通りです。前節デビュー戦でいきなりゼロ封を果たした村田がギケンスデビュー、FW18番青戸も高知で初のスタメンです。
一方でベンチを外れたGK17番猪瀬が気になるところです。大事を取っているだけなのか、第1子誕生後束の間の休暇であれば良いのですが。

前半は高知のキックで始まります。ただ、次第に高知に相性のいいFC大阪が流れを作ります。

そのFC大阪の攻めを抑えたのが村田をはじめとする守備陣。村田は序盤こそキックを相手にカットされる場面があったものの、ペナルティエリア手前の相手FKがバーにはじかれる幸運も手伝い、FC大阪にゴールを割らせません。

そんな中、36分にはFC大阪のペナルティエリア内で青戸が倒され、PKを獲得。ところがこれを相手GK1番菅原が阻み、高知はこの試合最大の得点機を逃してしまいます。

一方でFC大阪も圧は強めるものの高知を攻めきれず、前半ATに突入。

ですがその後も動きはなく、0-0でハーフタイムとなります。

後半は相手ボールで始まると、そのままFC大阪が押す展開となります。高知は何とかボールをかきだすものの、それをことごとくFC大阪が回収。高知に息つく暇をなかなか与えてくれません。

ですが、後半も村田が冴えていました。50分台には立て続けに守備のミスを突かれてシュートを打たれる場面を迎えますが、どちらも好セーブで防ぎとめます。

その後もFC大阪に押される展開が続く中、本日の入場者数発表。天気には恵まれたものの、徳島戦より少ない結果となってしまいました。メインスタンド(今回はカミさんがチケットを当てました)は結構賑わっていたのですが……

終盤に来てようやく高知にも攻め込む場面が出てきましたが、シュートまではなかなか持ち込めません。そうするうちに後半の45分が終了、ATは4分でした。

そのATでも双方得点は生まれず、後半終了。気温が上がったこともあり、お互い疲労困憊です。

そして百年構想リーグならではのPK戦。ついにギケンスでも行われることになりました。幸運なことにサイドは高知側に決定、これを活かさない手はありません。

PK戦はFC大阪が先攻、高知が後攻です。
まずはFC大阪の1人目が決めた後、高知の一番手となったがFW33番長。前節は2度のPKをどちらも外す悔しい結果に終わりましたが、あえてこの日も先鋒で登場。注目の結果は見事成功、Jリーグ「初ゴール」です。
するとここから高知ゴール裏の圧力がFC大阪に襲い掛かります。FC大阪は2人目、3人目と相次いで外し、対照的に大声援を受けたMF16番上月とDF3番福宮がどちらも成功。FC大阪は4人目で何とか失敗を止めるも、この時点で2-3。高知の4人目がPKを決めれば、その時点で高知の勝ちです。

そして4人目のキッカーを務めたのはMF7番金原。ここで振り抜いたシュートは相手キーパーの読みをもろともせずにゴールへ!

これでPK戦4-2、高知の勝利確定!最後に残った高知の11人が喜びを爆発させます。

最終結果はこうなりました。想定通りの厳しい試合、相手に付け込まれる場面もありましたが、何とか90分を耐え切りました。
そしてPK戦はサポーターも含めた全員の勝利です。クラブ結成初年度から、相手を圧して見方を押せるぐらいに応援が拡大、成長したのを見ると、感慨深いものがあります。

MVPはもちろん村田。焼肉天下味、あるいはこれで初来店になるかも知れません。

勝利のタオルダンスも村田と、PK戦勝利の立役者の長が躍り出ました。

高知の選手がピッチを出た後、東家が高知のゴール裏にやってきました。東家はひとしきり盛り上げた後、丁寧に挨拶。最後はファンとのグリーティングまで務めていきました。
これで高知はギケンス8連勝。百年構想リーグの負け越しはなくなりました。残るホームゲームはリーグ戦の愛媛FC戦、そしてプレーオフラウンド第1戦の最低2試合です(勝点や得失点次第で第2戦開催もあり得ます)。
その愛媛戦は5月17日(日)14時キックオフ、PK戦でも春野じゃ負けない高知ユナイテッドSC、快進撃にますます注目です!