
第19回花へんろ足摺温泉ジョン万ウォーク、2日目22kmコースの折返し地点を出発しました。ここから足摺半島の西側を回り、唐人駄場を経由してゴールを目指します。
第19回花へんろ足摺温泉ジョン万ウォーク、2日目22kmコースの中浜集落折返し地点を出発したところです。ここまでの道のりは下記エントリから。
ちなみに1日目の行程です。
中浜集落を発つと来しなのルートをすぐに離れ、県道への道に入ります。県道は高台を走るので、そこまでは一本調子の上り坂。ウォークラリー2日目の後半にもなると応えます。

ようやく県道に出ました。右に折れて足摺岬方面に向かいます。

ここにもいたカエル。誰か由来を教えてください。
ともあれ県道を歩きだすと、すぐ近くの民家で呼び止められました。見ると個人でおもちのお接待を行っているとのこと。こちらも遠慮なく頂きました。お遍路文化の一端が確かに見えた気がします。

往路で通った道。左側を下れば大浜集落で、来しなはそちらから坂を上がり、右手奥をさらに上がって中浜集落に向かったのでした。

2日目2つめのトンネル、大浜トンネルを抜けてさらに先へ。

トンネルの足摺岬側の出口にはジョン・マンロードの文字。言われてみれば中浜集落方面へ向かうトンネルになります。

再び旧道に入ります。雲が増してきました。ただ雨にまではならないでしょう。風は収まり、波も立っていません。

旧道には民家や建物はほとんどありませんが、この辺りは磯釣りの好スポットなのか、場所によっては道路わきに自動車が止まっていて、釣り人の姿も見かけます。
なのでこういう啓発の看板をよく見かけます。密漁禁止やポイ捨て禁止という内容が多いのですが、こういう同意を求めるものもありました。
なかなか考えたなと思ったのですが、立てて年数が経つとどうしても文字が消え始めるのは避けられないもので、

「気持ちがいいですわ」とお嬢様か大阪のオッサンの感情表明になってしまいました。

さくら公園の案内板があるところまで来ました。1日目は直進しましたが、この日はここで折れて唐人駄場に向かいます。ルートを間違えないようにと、案内の人が立っていました。
この大会ではルートを示すためにあちこちに幟が立っているほか、主な分かれ道では案内役が配置されています。朝方に雨風があったとはいえ、それを除けば昨日も今日も穏やかな天気で本当に良かったです。先週のような寒風下だと風邪でもひきかねませんからね……

道を折れてからはひたすら上り坂。文字通りクライマックス感がありますが、問題はどこまでつづくのかが分からないことです。
ただ、海沿いで視界が開けたところでは、いかにも足摺という絶景が目の前に広がります。遥か彼方に霞んで見えるような気がするのは九州でしょうか。

さらに上ると、急に目の前が山林から広がりました。ここがさくら公園のようです。梅は咲いたが桜はまだで、花開くのはあと1カ月とちょっとぐらいでしょう。
さくら公園を抜けると再び山の中。往路の松尾トンネルの上を通っていくルートですが、当然どの辺がトンネルかなんて分かりません。ただただ続くうねうねとした上り坂、雨を含んで滑りやすくなった道路、時折吹く向かい風、なかなかタフな状況です。

それでも歩いて、唐人駄場園地に到着しました。ここが2日目の最終チェックポイントです。

唐人駄場の案内板です。「唐人駄場」とはイマイチ分からないような地名ですが、「駄場」は平場、平らな場所のこと。この辺りは縄文時代や弥生時代の遺品がいろいろ出土している遺跡なのだそうです。さらにこの辺りには自然のものか人間が配置したのかも分からない巨石群があり、有史以前の文明の跡ではないかという話もあるそうです。
www.shimizu-kankou.comwww.ashizuri-onsen.com

唐人駄場には宮沢賢治の詩碑も立っています。この辺りは牧場になっていて、詩碑の周囲も柵が張られています。

牧場内の詩碑。
それにしても、なぜに宮沢賢治?と訝しかったのですが、調べてみると思いもよらない詩作の縁があったのでした。
しかも詩碑が建立されたのはかなり最近です。って、石を見れば気づきそうなものですが。

さらに上ったところに唐人駄場の巨石群への道があります。ルートになっていたら入るのですが、今回は素通りします。
巨石群から巨大文明の存在を想像するのは人の常というものです。にべもなく否定しようとするのは、ちと人情が足りないんじゃないのかいと思いますし。
ですが、ここに地域振興や地域おこしが絡んでくると、歴史の想像から創造に手を染めるのが出てくるからタチが悪い。いちいち挙げませんが、伝説や偽史が観光客向けの「歴史」として正当化され、学術的に疑問を投げかけた方が空気嫁になってしまう例は実際にありますし。
ただ、この巨石群についてはそんな扱いもされず、静かに旅人を待っているようです。もっとも個人的には『月刊ムー』に取材されるだけならまだセーフだと思うので、やってもらったらいい気もしますが。既にあったかな。
【2/19追記】
(情報元)

つづら折りの上り坂はなおもつづきます。ちなみに、クルマで唐人駄場に行く場合はスカイラインからこの道を逆に下っていくことになります。離合できないところが多いので、おいでる時はお気をつけください。旧道から上がることもできますが、上がるまでが険道です。

1時間以上はゆうに上りに上って、ようやく頂点らしきところにたどり着きました。ただこれだけ上ったら、下りは下りで長そうです。

そんな下り坂が始まると、突き当たりに出てきました。足摺半島の中央を走るスカイラインです。ここからゴールまでは道なりです。

スカイラインに入ると一転してただ下り。すべりやすいの標識がありますが、車だけではなく歩く分にも要注意です。

下り坂、やや急な下り坂、そして中にはこんな急な下り坂が続きます。流石に2日目もだいぶ歩いて踏ん張りが効きづらく、転がるように歩いていきます。

足摺テルメの入口が見えてきました。一度はステイしてみたいリゾートホテルではありますが、いくらなんでも今回泊まるわけにはいきませんでした。1日目30km歩いてからここまで戻るのはエラいですし。

走ってるのかと思うぐらいのラップタイムで歩き続けて、ついに県道27号線との合流地点まで来ました。土佐清水の市街地方面への県道との交差点を過ぎれば、ゴールはもうすぐです。

視界が開けたと思ったらあしずり温泉郷の入口です。下り終えたところがゴールです。

今回も参加者の姿を見るや、係の人がゴールテープを構えてくれました。ウォークラリーなので公式記録はありませんが、4時間34分でゴールです。

ゴール地点でお弁当を貰いました。基本はスタート時に渡されるのですが、希望すればゴール後に受け取るようにできます。2日目はお昼ぐらいにゴールになるのが見込まれたので、あえて荷物を増やすことはないと思って、とっておいてもらったのでした。

この日もつみれ汁とぜんざいを頂きました。2日続けてぜんざいを撮っていないのですが、それだけ身体が糖分を欲していたということです。
スマートバンドによれば、この間のタイムは4時間34分11秒。表定ペース*1は11分42秒、歩数30389歩。標準が分かりませんし他との比較もしようがありません(ってかそもそも必要ない気も)が、個人的には納得の内容です。
この後は温泉で疲れをとって、1日目に歩いた東回りルートで足摺岬を後にしました。来年も大会は予定されているそうなので、今回かそれ以上の穏やかな天気の下で開催されることを願っています。
*1:平均ペースとは異なり休憩時間を含む。そんな言葉はないとは思われるが鉄道用語の「表定速度」を参考にしてみた。