
国東半島芸術文化祭2025に現れたアヒルちゃんを見に大分へ。大分市で投宿し、一夜明けた今日、ホーバークラフトでいよいよ国東半島に乗り込みます。
国東半島芸術文化祭2025にアヒルちゃんが登場するというので、高知から列車とバスとフェリーを乗り継いでやって来ました大分県。1日目の行程については下記エントリで書いております。

大分市で投宿し、一夜明けていよいよアヒルちゃんがぷかぷかするため池へといよいよ向かいます。そのためにも気合を入れるべく、ホテルの朝食をがっつり頂きます。鶏めしやだんご汁、ぎょろっけにりゅうきゅうと大分名物が揃っていたので、食べない手はありませんでした。

しっかり栄養をつけて出発。アヒルちゃんがいる迫池には大分空港から無料のシャトルバスが出ているので、まずは空港に向かいます。大分市内からはリムジンバスもあるのですが、今回は16年ぶりに復活したホーバークラフト*1に乗ってみることにしました。
ホーバークラフトは西大分にあるホーバーターミナルと空港を結んでいて、大分駅からターミナルへは今年11月末まで無料のシャトルバスを利用することができます。今回は途中の荷揚町からバスに乗ることにしました。路線バスのバス停にシャトルバスの標柱もあるので、迷うことはありません。

驚いたのは、バス停のすぐそばにジェイリースFCがあったこと。ジェイリースFCは今季の九州サッカーリーグを制覇し、JFL入りをかけて全国地域チャンピオンズリーグ2025の決勝リーグに進出。20日の第1節では同じ九州のヴェロスクロノス都農と引き分け、22日の第2節には千葉県市原市を本拠とするVONDS市原FCに勝利、そして24日の最終節で関東サッカーリーグで優勝した東京ユナイテッドFCに勝てば、念願のJFL昇格が実現するのです。
われわれ高知ユナイテッドSCもかつて通った道ですが、今はJリーグとJFLとの入れ替えもあり、昇格枠は当時の2から1.5(2位クラブはJFL15位クラブと入れ替え戦)に狭まっています。ますます厳しい戦いですが、各クラブの健闘を願わずにはいられません。
※ 2025年11月24日に行われた最終節でジェイリースFCは東京ユナイテッドFCに勝ち優勝、JFL自動昇格を勝ち取りました。おめでとうございます!

バスは大分市内を快調に走り、ものの数分でホーバーターミナルに到着しました。

対岸にはさんふらわあの大きな船体。神戸からの便が着いたようです。

ターミナルビルの中には現在のホーバークラフトに加えて、2009年に運航を終了したかつての船体の模型や、往時の写真展示もありました。

現在のホーバークラフトはこの3隻。諸々のトラブルもあって遅れはしましたが、無事運航に漕ぎ着けることができました。
そして運航10分前になり、改札が始まりました。私はLINEで予約をしていたので、事前に発行された2次元バーコードをスキャンしてもらって乗り場に向かいます。ホーバードライブのLINEアカウントと友だちになって乗船券を予約というシステムです。凄いじだいですね、というと(小並感)とつけるのが定番かも知れませんが、考えたらきょうび小学生はLINEネイティブも結構いるわけで、むしろ中高年の感想そのものな気がしてきました。

ビルを出て乗り場に向かうと、ホーバークラフト01の"Banri"が停泊していました。って書いたけど「停泊」でいいんでしょうか陸上なのに。
ちなみに、ホーバークラフト3隻には「豊後三賢」と呼ばれた江戸時代の顕学にちなんだ名前がつけられていて、こちらは帆足万里に由来するとのことです。

ホーバークラフトとさんふらわあ。本四連絡橋が全くない時代に生まれ、大阪湾をフェリーや客船が闊歩していた時代に育ったもので、気分は俄然高まります。そういや水中翼船というのもありました。乗ってみたかった。

ホーバークラフトに戻って、乗船するのは船体前面の扉から、スロープ状のタラップを使います。

乗船しました。座席にはシートベルトが備わっています。海上を時速80km以上で走るのですから、それなりの安全設備は要るのでしょう。
シートベルトを締めてすぐに出発。船体が圧縮空気でふわっと浮く……のですが、実際はよく分からないうちに浮かんでいた感じです。そして地上職員が見送る中、ホーバークラフトはするすると乗り場を離れて水面へ。

ホーバークラフトはうなりを上げて別府湾を横断します。進行方向左側は別府の街並みや国東半島、右側は大分の海沿いと湾内を往来するさまざまな船舶を見ることができます。

船体が浮いたといっても、フェリーと比べると目線は断然海面に近いです。貨物船も見上げることになります。子どもの頃に乗った高速艇を思い出しました。

よく晴れた別府湾をホーバークラフトはときには右、ときには左と舵を切りながら快調に飛ばしていきます。ただシートベルトが必要なだけあって揺れるのは特急南風よりも揺れるので、不安な方は窓際に座るなど対策をしておいた方が良さそうです。

さらに進むと、右手に謎の構築物が見えてきました。いったい何だろうと思っているうち、これが空港の誘導灯であることに気がつきました。

テトラポットで護られた岸へと続く誘導灯。大分空港はもうすぐです。

海上を30分ほど走り終えて、再び上陸。ホバークラフトは大分空港のすぐそばの乗り場に滑り込みました。

無事下船しました。ここからは見えませんが、建物の右奥すぐが大分空港です。
その大分空港、今は九州コットンセンターサンリオとタイアップして「大分ハローキティ空港」というそうです。実際バス乗り場で全面サンリオラッピングのハーモニーランド行バスも見かけましたし。
アヒルちゃん行のシャトルバスまで時間があるので、ターミナルビルを見てみると、

あー、大分でハローキティだわ。
この他に足湯など気になるところも多々あったのですが、帰りにも寄るので、詳しくはその際に。

空港から会場までのシャトルバス乗り場は、ホバークラフト乗り場からターミナルビルを隔てて反対側。ですが案内板もありますし、実質一本道で遠くはありません。にしても、いかめしい仏像の隣にアヒルちゃんイラストというこの取り合わせ。
ちなみにシャトルバスは期間中の土日祝日に設定されています。空港発は10~16時、会場発は10:30~16:30に1時間おきの運行、詳細は国東半島芸術文化祭2025のサイトをご覧ください。

シャトルバスで15分ほど、会場近くの公民館裏にあるバス乗り場に到着しました。

公民館にはアヒルちゃんを歓迎するフラッグの奥に、地元の小学校へのメッセージが書かれた看板が架かっています。これを見る限り、この小学校も閉校か休校になったのだろうと思って調べてみたら小学校のサイトがあり、今年の3月31日限りで閉校、サイトも今年度限りで閉鎖になると書かれていました。
いずこも同じ、か……
ただ、嘆いていてもはじまりません。なればこそのローカルアートなわけですし。

気分を変えて、ここからいよいよアヒルちゃんがいる迫池に向かいます。信号を渡って少し歩くと看板がありました。ちなみにルートは大分のローカルサイトでも確認できます。
ここで左手に進もうとすると、早速見つかりました!

晩秋の田園風景に突如現れた大きな黄色の球体。言うまでもなくアヒルちゃんの頭です。いきなりの展開に、見に来た人は驚いたり、中には吹き出してしまう人もいます。

小径を歩いて左右が開けたところで、アヒルちゃんの全貌が見えてきました!

小さなため池に背丈9.5m、体長11mのアヒルちゃん。2階建ての民家と比べてみてください。
そして、アヒルちゃんの近くは既に多くの来場者で賑わっているようです。はやる気持ちを抑えながら歩みを進めます。

そして迫池到着!アヒルちゃんとも2週間ぶりに再会できました。
ここからアヒルちゃんの下で1日を過ごすわけですが、その話は下記エントリで。