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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

30年目のモンゴル(2)8回目のシンポジウム参加

 

 モンゴル到着翌日、8回目の参加となるウランバートル国際シンポジウム当日です。今回はいつに増して話す方の準備ができなかったのですが、さぁどうなるか。

 

 

 モンゴルに着いた次の日は晴れました。ちなみに前日はこんな感じでした。

 

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 これから第18回ウランバートル国際シンポジウムが控えています。私がこのシンポジウムに初めて参加したのが2015年のこと、それ以来パンデミックでモンゴルとの行き来ができなかった時期もあり、今回が8回目の参加となります。

 今回のシンポジウムでも、共同司会1件を担当して研究報告1件を行います。ただプログラムを見ると共同司会は来賓挨拶や基調講演の時間帯、日本側の参加者で他にもっと適任はいなかったのかと思ってしまいます。

 一方の研究報告はというと、スライドは期限通りに作って送ったものの、原稿の〆切やら共同研究報告やら申請やらに追われていた一方、肝心の話す方の準備に時間がなかなか割けずにいました。しかも今回もモンゴル語での報告、日本語や英語も可能なのですが口頭ではモンゴル語を使いますと事前に伝えた手前、今更後には引けません。

 それでも出発日は迫ってきます。考えた末、今回はぶっつけ本番でどこまでモンゴル語が使えるかを試す機会にしようという結論に至りました。つまりは戦略的無準備です(強弁)。流石に怖くなって直前にいくつか単語の訳を調べましたが。

 

 

 朝食会場に行ってみると、モンゴルの伝統食が中央に置かれています。アーロール、ウルム、ホサム、ツツギーといった乳製品に加えて、ボーブやビンもあります。さらにメインディッシュの中にはホーショールもありました。今回は短期滞在で外に食べに出る機会が限られるので嬉しいですね。

 

 

 大事な会議の前なのでしっかり栄養をつけておく、という理由をしっかりつけて朝食をがっつり。写真からははみ出ましたがタラグもあります。タラグは飲み物です。

 

 

 朝ホーショール。いかにもモンゴル、と思われるかも知れませんが、実は昔ながらの遊牧生活では朝は軽食かほとんど食べないのが普通で、そもそも言葉としても「朝食」

(өглөөний хоол)よりも「朝のお茶」(өглөөний цай)と言っていた(と習った)ので、結構なぜいたくではあります。

 

 

 朝食を済ませて、迎えの車でシンポジウム会場となるモンゴル国立大学へ。歩いていける距離ですが時間がありません。

 この日は9月1日、モンゴルの新学年開始日。とりわけ新入生やその保護者、彼ら彼女らを迎える学校にとってはお祭りです。もっとも大学に関しては日本のような入学式はないようですが、それでも大学には新学年を祝う幕が掲げられています。

 

 

 シンポジウムの会場です。今回は「21世紀のシルクロード研究――モンゴルからのアプローチ」がテーマです。そんな研究やってたっけと思われるでしょうが、モンゴル絡みで声がかかればたいがいのテーマに対応してきたから30年間生き残ってきたわけで。

 

 

 CHAIR、だそうです(左側)。大丈夫かなぁとおそらく自分がいちばん思っていますが、意外にも時間が押すなどの混乱はなく済みました。

 

 

 午前のセッションが終わり、昼食のためにバルコニーに出てみました。まだ9月初頭なので空もきれいなものです。ビルやマンションでだいぶ狭くはなりましたが。

 

 

 東方を眺めると、高層ビルやマンションがあるにはあるものの、思ったよりも遠くの空が見通せます。ウランバートルがもともと東西に開けた街というのもありますが、この先にあるサンサルという丘の上に高い建物があまりないからかも知れません。

 

 

 お昼ご飯。日本料理店の仕出しなのですが、その割には肉々しいお弁当です。

 この後のセッションで私が報告を行ったのですが、報告については既に書いているのでそちらをご覧ください。

 

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 あくまで自己評価ですが、ぶっつけの割には話せた気がします。もちろん、準備をして臨んだ方がもっとマトモに報告できたとは思います。

 以前はモンゴル語でのやり取りに自信がないため英語で報告を行っていたのですが、これならもう少し早くからモンゴル語を使っても良かったかも知れません。ただ英語の業績が欲しかったので仕方ない面もあるのですが。

 ちなみに、今回のシンポジウムについては在モンゴル日本大使館でもとりあげていただきました。

 

www.mn.emb-japan.go.jp

 

 

 シンポジウムは無事終わり、ホテルでレセプションです。

 

 レセプション会場の入口にお買われていたピアノ。ウランバートル・ホテル開業の1961年から置かれているものだそうです。

 

 

 前菜は普通のピクルスのサラダ、と思っていたら、

 

 

 あとからこんな肉盛が出てきました。当然ですが1人前ではありません。

 

 

 伝統音楽の演奏が始まりました。

 

 

 オルティン・ドー(長唄)。昔の日本ではたまにリリースされるフルプライスのCDを買うしかなかったのですが、インターネットからウェブメディアの発達で、いまやどこでも気軽に聞けるようになりました。

 

 

 馬頭琴の演奏。伝統的な馬頭琴は、馬の頭が前を向いています。

 

 

 ヤトガ(琴)。モンゴルでは一端を膝の上に載せて演奏します。

 これを見て天気予報を連想したそこのアナタ、お互い歳をとりましたなぁ。

 

www.youtube.com

 

 

 これもモンゴルの伝統芸オラン・ノガラルト(コントーション)。今回も良く曲がっています。

 

 

 こんな時にどうかと思われるかも知れませんが球審式田を思い出しました。上半身どころか全身を使った見逃し三振卍ポーズ。

 

 

 こういった伝統芸能も、今では容易に見られるようになりました。サーカスは相変わらずごたごたしていますが、他にも劇場がありますし。

 

 肉盛がある一方で、メインは魚です。よくよく考えてみたら、モンゴルで魚が普通に出るのに慣れてしまった自分に気づいて少し愕然としています。

 

 

 デザートも来てレセプションはお開きに。今回も楽しい会になりました。

 

 

 30年目のモンゴル、第3回は下のリンク先からどうぞ。

 

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