1カ月ぶりとなった春野でのJ3公式戦。天皇杯での勝利の勢いをもってこの試合こそホーム初勝利を挙げたいところです。相手は奈良クラブ、JFL時代の2023シーズン以来の対戦です。
春野でのJ3公式戦が1カ月空いてしまいました。ただこの間チームはJリーグと天皇杯で2勝2分と負けなし。課題だった終盤の守備も改善され、チーム状態は上向き……
というところで、目下J3得点トップ、4月月間MVPの小林心がJ2仙台に完全移籍するというニュースが飛び込んできました。チームにとって打撃でないわけがないのですが、人件費が5000万円程度(Football Zone記事参照)、攻撃の柱でもアルバイトしないといけない状況では引き留めようがないんですよね。
なので、クラブにはこれからどっさり稼いでもらい、選手の待遇とプレー環境改善に努めてほしいのですが、心の移籍をネタにして、条件は厳しくても頑張ればステップアップできるというのを選手獲得のウリにできれば、と考えたりもします。そして仙台さんは若い選手2, 3人貸して
今日はユニ下にこんなのを着てみました。
覚えている方はおいででしょうか。高知のJFL昇格初年度、奈良クラブとのサポ対抗ランニングチャレンジの参加者に贈られたTシャツです。両クラブのサポーターが走ったり歩いたりした距離を競う対決、結果は奈良が勝ったのですが、記念にずっと置いていたのでした。そして奈良に続いて高知もJ3入会、再び使う機会がようやくできました。
春野陸上競技場に着いてみると、小林心とMF13番得能への寄せ書きを集めていました。得能は水戸からの期限付き移籍で今季加入したのですが、これまで公式戦での出場はなし。そしてこのほど契約が解除され、JFLティアモ枚方に完全移籍することになりました。選手としてはかなりの賭けですが、これが実ることを願ってやみません。
この試合は明治安田エキサイトマッチということで、キャラクターも来ていました。左からランプー!ちゃん、めいやすペンタン、うさみんです。
一方、本日のうちのキャラクターはこちら。下に敷いてある風呂敷でキャラクターを包んで持ってきたのですが、売店の人にガン見されてしまいました(笑)
本日の昼食はオーソドックスに。
こちらは鰹いなり寿司。さすがに両方食べるのは無理でしたが気になったので、晩ご飯にします。
本日のメンバーが発表されました。まずは奈良クラブのスターティングイレブンから。
こちらはサブスティテュートメンバー。この日はダリオコーチが監督を代行します。
一方の高知の先発はこちら。
高知のサブスティテュートです。普段とは違って簡略化されたメンバー発表だったのですが、映像を新しく作るんでしょうかね?
試合前に高知中央高校サッカー部が整列、キャプテンからのご挨拶がありました。県総体で優勝してインターハイに出場が決まったので、その壮行会です。
続いて本日のマッチスポンサーから、明治安田高知支社長のご挨拶です。
ホームスタンド前を練り歩く明治安田のマスコットたち。うさみんは地域リーグ時代から来てくれていたんですよね。
試合前のキックインセレモニー。高知支社長に加えて「MYリンクコーディネーター」からの代表も参加していました。
選手が入場してコイントス。奈良クラブが勝ってエンドの入れ替えを選択したらしく、両チームの選手が入れ替わります。
そして試合開始。前半は高知のキックオフ、
でしたが、主審からツッコミが入ってやり直し。珍しい形で始まりました。
この日も対戦相手の持ち時間が多くなる中、高知がたびたび反撃する展開。ただ、高知もシュートはするものの、なかなか枠を狙いきれません。
すると前半19分、奈良クラブが攻め上がると、最後はエリア中央にいたMF7番田村がゴール右にシュートを突き刺します。
この試合も先制を許した高知。それでも重い空気を振り払うべく、スタンドから大きな応援が上がります。ホームゲームも回を重ね、勝てなくても応援のボルテージは徐々に高まっています。
すると前半34分、高知は右からチャンスを作ると、折り返しのボールをFW9番新谷がゴール左に頭で叩き込み、同点とします。
前半はその後動きがなく終了。1-1で折り返しです。
ハーフタイムには4月月間MVPを獲得した小林心に対し、スポンサーからの記念品授与式が行われました。
まずは高知で展開している焼肉「天下味」のお食事券。いつ使うんだと思いましたが、オフに来てもらえればいいですかね。って、期限大丈夫だろうか。
こちらはバイエルン・オートからの金一封。
そして足摺岬のリゾートホテル"The Mana Village"のペア宿泊券。これこそオフに使うと良い賞品ですね。
最後は社長から花束が贈られました。
賞の授与に続いて、小林心から移籍のご挨拶がありました。
そしてホーム応援席前を一周。試合前には月間MVP受賞記念グッズの販売にも出た小林心、高知での最後の勤めを終えて仙台に戻っていきました。
さて後半です。奈良クラブのキックオフ、なのですが、立ち位置上手前のバーに焦点が当たってしまい済みませんorz
後半開始早々に試合が動きます。後半3分、中央からのスルーパスをゴール真ん前でフリーとなったFW11番百田が受け取りそのままシュート。奈良に再び勝ち越しを許してしまいます。高知からすれば守備の穴を突かれた形です。
ところが、これで高知の攻撃が目を覚まします。後半13分、ゴール手前左からのフリーキックのチャンスを得ると、エリアへのボールにMF66番三好が頭で合わせ、ゴール左に押し込みます。これで高知が再び追いつきました。
そして後半16分、高知は右から攻め込んだ東家が折り返しのボールを送ると、逆の左からMF8番高野が飛び込み、ゴール左にヘディングシュートを突き刺します。高知、ついに勝ち越しです。
高知の応援席が湧く中、本日の入場者数発表。このまま勝てば次の試合の動員にもつながるでしょうが、1点差ではまだまだ不安です。
実際、終盤には相手に決定的なシュートを打たれ、大杉の防御も破られて今日も終盤に失点か……と思いきや、味方守備の渾身のダイブ!絶体絶命のピンチを回避できました。
そんな中で90分が終わり、アディショナルタイムは5分(撮り損ねました……)。何とか追いつきたい奈良にボールを支配される展開が続きます。ただ攻め立てられているのか、むしろ相手がボールの送り先に苦慮しているのか、どうにも微妙な感じです。シュートも打たれるには打たれましたが、余裕をもってGK21番大杉が受け止めます。
そして試合終了!3-2、高知ユナイテッドSCがホームゲーム、春野総合運動公園陸上競技場でついにJリーグ初勝利を挙げました!
最終スコア。これまでなら2点目を取られてからゲームを動かせなかったり、逆転しても追いつかれたりだったでしょうが、きっちり守り切りました。
本日のMVP、勝ち越しゴールを決めた高野がインタビューに呼ばれました。副賞には高級外車レンタル権が贈られます。
勝利の記念撮影に備えてずっと待機していたコルベット、ようやく出番です。
その合間に選手たちがゴール芝前にやって来ました。スタンドのサポーターが大挙して降りてきています。
高野のインタビューが続く中、殊勲の新谷と三好が勝利のタオルダンスを踊ります。
自分の出番、と思いきやダンスが終わってしまったDF25番今井(笑)
そしてインタビューを終えた高野もやって来ました。
サポーターの前で次戦に向けた意気込みを語る高野です。
ついに重い扉をこじ開けた高知ユナイテッドSC。さらに今週は11日(水)にノエビアスタジアムでヴィッセル神戸との天皇杯2回戦、14日(土)にアウェーでの相模原SC戦と予定がタフです。目指すはもちろんジャイアントキリングとチーム初のJリーグ連勝、まずは勢い込んで神戸に乗り込みます。