「NPB12球団ジュニアトーナメントKONAMI CUP 2024~第20回記念大会~」に招待チームとして参加した四国アイランドリーグplusジュニアチーム、NPBジュニアチームをも破り3位入賞を果たしました!
今年で第20回を迎えたNPB12球団ジュニアトーナメント。20回目の記念大会ということで、二軍球団のオイシックス新潟アルビレックスとくふうハヤテ静岡ベンチャーズのジュニアチーム、さらに独立リーグからBCリーグ、そして四国アイランドリーグplusのジュニアチームが招待されました。
アイランドリーグジュニアの選手は四国4県からセレクションを経て選出。女子選手4名を含む16人の選手が明治神宮球場での大会に臨みました*1。
そして、監督はいまや常勝軍団となった徳島インディゴソックスでアカデミー指導者を務める駒居鉄平氏、コーチには慶應義塾高校監督として大いに名を馳せた香川オリーブガイナーズ上田誠コーチ、高知で選手としても活躍した高知ファイティングドッグス中学野球クラブ宮田孝将監督と、実力者が揃っています。
選手の出身チームは下記PDFファイルに記載されています。
■ 四国アイランドリーグplusジュニアチームセレクション合格者
高知からは6名が選出。とりわけ高知家リトルガールズ・芸西スポーツ少年団在籍で芸西村からメンバー入りした堀川緒夏選手は大会前から注目を集めました。
さて、今回の大会では、NPB12球団ジュニアが4チームずつ3グループに分かれ、それぞれトーナメントで2勝したチームが準決勝進出。準決勝の残る1枠はワイルドカードで、招待4チームの勝ち抜きチームとNPB側の1勝1敗チームのうち最も優位なチームが争うことになっています。つまり、招待チームの勝者はNPBチームよりも1試合余分に勝たなければなりません。
ですが、四国アイランドリーグplusはそこから勝ち上がります。初戦ではオイシックス新潟アルビレックスジュニアに大勝すると、2回戦ではくふうハヤテ静岡ベンチャーズジュニアを相手に、先述の堀川投手があわやノーヒットノーランの快投。球数制限もあり完投を逃したものの、ゼロ封勝利に大きく貢献しました。
そして今日行われたワイルドカード決定戦では、東京ヤクルトスワローズジュニアに対し2回に3得点。その後1点は失ったものの逃げ切り勝ち、ベスト4に進出したのでした。
その後、1試合を挟んで同日に行われた準決勝第2試合では、NPBベスト4のうち1位の北海道日本ハムファイターズジュニアと対戦。流石に2試合目は負担もあったか、猛打のファイターズジュニアを抑えきれずに敗れましたが、3位入賞は果たしました*2。
Invitation枠という厳しい条件で戦った四国アイランドリーグplusジュニア。ただそれでもNPBジュニアチームを破ったことで、存在感は示すことができたと思います。他チームに勝るとも劣らない堅守も光りましたし、12球団以外の枠を作ったことの意義を示すことはできたのではないでしょうか。
それだけに、今後も同じくNPB12球団以外のジュニアチームが参加できること、あわよくば枠が拡大することも期待します。野球人口の維持拡大を考えれば、12球団フランチャイズ以外での競技人口掘り起こしは避けて通れませんからね。
*1:会場としてはベルーナドームも使われましたが、四国アイランドリーグplusジュニアの試合はありませんでした。
*2:3位決定戦は行われず、直前の準決勝第1試合で延長から抽選の末敗れた広島東洋カープジュニアとともに3位で表彰されました。