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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

研究報告「高知大学学術情報基盤図書館青木文庫における青木富太郎の蒙疆調査資料について」を行いました

 

 日本モンゴル学会2024年度秋季大会で共同研究報告「高知大学学術情報基盤図書館青木文庫における青木富太郎の蒙疆調査資料について」を行いました。思っていた以上に反響が良く、喜んでいます。

 

 

 11月16日(土)に広島修道大学で行われた日本モンゴル学会2024年度秋季大会で、共同研究報告「高知大学学術情報基盤図書館青木文庫における青木富太郎の蒙疆調査資料について」を行いました。

 

ja-ms.org

 

 今回の報告は、故青木富太郎名誉教授が遺された文献資料を弊学が受け入れた「青木文庫」について、弊学教職員が合同で行っている調査の現状のごく一部をご紹介したものです。内容としては、9月に行われた高知大学創立75周年研究成果報告シンポジウムでの共同ポスター報告に、その後の進展を(ってほどの進展もないのですが……)加えたものになります。

 

www.3710920.com

 

 研究自体がこれから本格的に進める段階のものなので、報告も簡単なものでしかなかったのですが、それでも図書館資料のアーカイブ化、戦前の南モンゴル調査という観点からご質問やコメントを頂きました。さらに懇親会も含めて、今後の研究について激励の言葉もいろいろ頂き、あらためて先学の偉大さと、青木文庫資料の意義や貴重性を確信した次第です。

 今後は調査資料に加え、青木文庫が所蔵するさまざまな資料の精査と成果発信を行っていきたいところです。専門性やフィールドからすれば私は門外漢に近いのですが、そうは言っても現在のモンゴル研究者の中で青木文庫について最も知り得るのは私なわけで、資料を蘇らせる一番の早道は私が蛮勇を振るうことだとも理解しています。引き続きモンゴル研究の様々な専門家のお知恵やお力を借りながら、青木文庫の資料が本来持つ価値や意義を引き出し、モンゴル研究に付け加えていけるよう、何とか頑張っていきたいと思っています。問題はそのためのファンドなのですが