前節レイラック滋賀相手に引き分け、何とか勝ち点差を維持した高知ユナイテッドSC。ホームに戻ってFCティアモ枚方を迎え撃ちます。
今回は高知駅バスターミナルからシャトルバスが出ています。往復1000円ですがドリンクチケット200円がついてくるので実質800円。以前あった路線バスより格段に安いです。
スタジアムに着くと、高知県のご当地ヒーロー「司馬天聖龍マックス」によるショーが始まる直前とのこと。
俺か?
— 司馬天聖 龍マックス (@_ryo_max) 2024年9月10日
俺の名は、司馬天聖 龍マックス(しばてんせい りょうマックス)!
高知の豊かさを護るご当地ヒーローやき、みんなよろしく頼むにぁ!#桂浜 に #龍マックス pic.twitter.com/smePXBPKrF
ショーがあるというので、係の人がこんなカードを配っていました。子ども相手なだけではなくて、おおきいおともだちもOKみたいです。
裏はこうなっていました。おそらく高知県の特産品がいろいろカードになっているのでしょう。
あと、このエントリを書くにあたって「大きいお友達」と「大きなお友達」とどっちがいいか調べたのですが、Wikipediaやピクシブ百科事典では「大きいお友達」で項目が立っているので、こちらがより良いみたいです。マメ知識!
ヒーローショーが始まりました。まずはおねえさんが登場。みんなで龍マックスを呼びますが、なかなか出てきません。
すると龍マックスの宿敵、ゲニガイナーが襲来。
会場をゴミだらけにしようとしますが、本当にゴミを撒くわけにはいかないので、布をばら撒きます。おねえさんが止めようとしますが、歯が立ちません。
すると龍マックスが登場。ゲニガイナーに挑みますが……
ゲニガイナーの強力な攻撃を喰らって沈みます。
しかし、おねえさんが子どもたちから預かったカード(さっきのです)を受け取ると、そのパワーで復活。
立ち上がった龍マックスは波動をゲニガイナーに浴びせます。
これにはゲニガイナーも太刀打ちできず、捨て台詞を残して退散していきました。めでたしめでたし。
正直言うと、今年になるまで龍マックスの存在を知らなかったのですが(済みません……)、今季は高知ユナイテッドSCの活動にも参加して、V大分戦からは試合にも来ています。これからも活躍を期待しています。
ヒーローショーが終わったところで入場しました。
今回のウェルカムボードはこちら。この2試合あまり得点ができていないだけに、サイドから崩す攻撃を見たいものです。
今回のスタグルではたねまるさんのチキンサンドを買ってみました。
こちら、ソースが上手くからんで美味しいです。残暑続きでバテ気味でもきちんと食べないといけない今の時期に合っています。
本日のメンバーです。枚方のスターティングイレブンはこちらの通り。
こちらがサブスティテュートメンバーです。言いにくいですね。
そして、高知ユナイテッドSCのベンチ入りメンバーは下記の通りとなりました。
■メンバー
— 高知ユナイテッドSC (@kochi_United) 2024年9月15日
🏆第26回日本フットボールリーグ(JFL)第20節⚽️
高知ユナイテッドSC vs FCティアモ枚方
⏰15:00 KO
🏟️春野陸上競技場
ライブ配信はhttps://t.co/OEhpFwKwvM#高知からJへ#高知ユナイテッドSC#JFL pic.twitter.com/rNC27l7E0Z
この日は高知市長杯ということで、桑名市長の試合前挨拶がありました。
続いて選手が入場すると、平田市議会議長のキックインセレモニーがありました。
このところ協賛が続いている高知の主催試合。次の栃木戦にも期待が高まります。
さて、試合は高知のキックオフで始まりました。序盤はお互い攻め合いますが、なかなか決定機とまではいきません。
お互い得点まで至らないところで、前半飲水タイム。前回の大分戦の時はクーリングタイムでベンチ裏に引っ込んでいましたが、今回はさほど気温が高くないせいか、ベンチでの水分補給に止まっています。なお湿度
試合再開後もお互い攻め合いが続いていたところ、枚方に自陣ゴールエリアでファウルが発生。高知がPKを獲得します。
このPKを小林心がしっかり決め、前半38分、高知が先制します。
するとここから枚方が反撃モード。2回のコーナーキックを得るなど試合の流れを手繰り寄せていきます。ただ高知が何とか凌いでいる間に、前半は終了。1-0、高知のリードで折り返します。
ハーフタイムはチアリーディングチームtwinkleによるショーがありました。
続いて山本社長によるご挨拶。本当は今日の試合で入場者数をクリアしたかったでしょうが、生憎の雨模様。台風で1日延期となったV大分戦に続いて、天気が高知に立ちはだかります。
後半は枚方ボールのキックオフ。この後も枚方が優勢に試合を進めます。長短自在のパスを確実に通してくる枚方に対し、高知は防戦一方。それでもカウンターで攻め上がる場面を作りますが、シュートが決まりません。
すると57分、高知は前半枚方と同じような形で、ゴールエリア内痛恨のファウル。バジルのPKを止めることはできず、同点にされてしまいました。
これに奮起した高知は俄然反撃に出ます。対する枚方も負けじとボールを奪えば繋いで攻め上がり、両者攻め合いとなったところで後半飲水タイムです。
その後は枚方が攻撃を強めつつも高知がボールを奪って一気にカウンターに出る展開が続きます。ですが両者とも得点には結び付きません。
そんな中、入場者数の発表です。
この日は雷注意報すら出るほどの悪天が予想されていました。スタンドを見ても前回埋まっていたメインスタンドに空きが多い一方、雨を避けてバックスタンドやゴール裏の庇に陣取る観客は多い状況でした。それだけに、入場者数は2000人を切るのではないか、いやあるいは……と気を揉んでいたところです。
それが結果としてこの人数。スタンドからは歓声とどよめきが上がりました。
さらに両チーム勝ち点3を狙いに行きますが、互いにゴールに迫れず時間終了。
最終結果。1-1の引き分け、裏で2位栃木が武蔵野に勝ったため、勝点差は8に縮まりました。ただし栃木は1試合多く残しているので、実質的には勝点差5と思っておいた方が良いでしょう。
一方で、武蔵野が敗れたことで、残り試合を全勝しても勝点は44、高知を上回る可能性は消滅しました。これにより、高知の今季自動降格の可能性はなくなりました。
……と、この期に及んで何を言っているのかと思われるかも知れませんが、残留すら危うかった時期のことを考えると進歩したということです。
勝ち切れないチーム、天気に翻弄される集客、高知はまさにJリーグ入りに向けた試練の時に入ったようです。
ですが、これを乗り越えられるぐらいでなければ、Jリーグには入れてもすぐにはね返されるでしょう。幸いにして、クラブには過去最大のサポートがつくようになりました。クラブだけではない、それこそ高知力結集で立ち向かうことができるのです。
次のホームゲームは栃木戦。現在首位と2位の直接対決、さらに入場者数や入場料収入でも条件クリアの可能性があるだけに、まさに今季の大一番、これ以上ない試練です。
ただなればこそ、ドツボにはまっているヒマはありません。不安や悲壮感はかえってNG。明るくこの時を乗り越えていけばいいのです。
だから、笑え!自分たちだけが味える試練の時を楽しめ!