3710920269

「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

「温泉シャーク」を見てきました

 

 衝撃の国産サメ映画がついに高知上陸。ゴトゴトシネマが8月24日と25日のみ、メフィストフェレス2階で上映します。先程初回上映を見てきました。

 

 

 一部にコアなファンのいるサメ映画。粗製濫造、ジョーズのn番煎じの批判もなんのその、むしろそういうチープなものこそネタとして楽しむジャンルになっています(たぶん)。

 そんなサメ映画の世界に今年2024年、日本初の新たな映画が名乗りを挙げました。それが「温泉シャーク」。日本と言えば温泉です。

 7月には全国公開、ただ「全国」と言っても得てして高知では上映されないものなのですが、なんと8月24日(土)25日(日)に「ゴトゴトシネマ」による自主上映が決定!これを逃すまいと、初回上映に行ってみることにしました。

 ただ、私自身サメ映画は初めてです。正直不安もあったので、

 

 

 

 

うちのサメを連れて行きました。

 

 

 ちなみにシュモクザメも一緒です。

 

 さて、今回見にきた「温泉シャーク」ですが、2024年7月に行われた第1回東京国際サメ映画祭で観客賞を受賞。制作に当たってはクラウドファンディングを挙行、支援に応じてサメの数が増えるようにすると応募が殺到、最終的に432匹のサメが登場することになりました。

 

camp-fire.jp

 

 そして結果として完成した作品とはどんなものか?まずは予告編をご覧いただきましょう。

 

www.youtube.com

 

 ……反応に困った方もおられるとは思いますが、ほっときます。

 

 映画本篇についてはネタバレを避けたいので、詳細を述べることは避けますが、なんというか本格的B級サメ映画を目指した意欲作なのかなぁとは思いました。

 

 率直に言ってチープな部分は少なからずあったのですが、単に予算がなくてそうなのかあるいはわざと低予算っぽく見せる狙いなのかと結構疑問を感じたものです。

 

 ま、おそらくその両方だと思いますが。

 ただ、出演している人たちは真剣そのものだったと思うのですが、一生懸命やった結果がB級ではなくてB級を作るために一生懸命になっている感じがして良かったです。

 そして地域系学部・学科教員として言うならば、この作品は単なるサメ映画ではなくて、映画制作を通じた地域おこしの試みでもある点は見落とせません。そこが見えていれば、(技術だけ新しいものの)旧来のハコモノ型地域振興や安直な地域PRに対する強力な風刺を、この作品から読み取ることができるはずです。

 そしてこの作品が成功し、ロケ地に波及効果が出たとすれば、その風刺はさらに痛快なものになるでしょう。そう考えると、私が高知で上映を見たことにも意味があったと思いますし、なればこそ高知での上映自体も成功して欲しくなります。

 ちなみに初回上映はほぼ満員でしたが、他の回はまだ空きがあるそうです。観覧方法等が気になった方は、ゴトゴトシネマのサイトやFacebookページからどうぞ。

 

gotogoto.jimdofree.com

[https://www.facebook.com/events/1541770276421814?acontext=%7B%22event_action_history%22%3A[]%7D:embed:cite]

 

 なお上映会場は喫茶「メフィストフェレス」2階のホールです。

 

gendaikigyosha.co.jp

 

 肝心の作品や、高知以外での上映先については、公式サイトにて。

 

hotspringshark.com

 

 ところで、ホントのホントに作品がヒットしたとしたら、サメ映画ですから二番煎じ第2作以降が作られるのが確実視されます。その際、他の温泉に舞台を移してロケを行うことも十分考えられます。

 となると、高知県内の温泉のどこかをロケ地にしてほしいなぁと考えていたところで、ある新聞記事を思い出しました。

 

www.kochinews.co.jp

 

 

 やってみん?なんなら犠牲者役やるし