今年も1年通じて無事にランニング・ウォーキングができました。今日は年内最後のウォーキング、妻と一緒に筆山に登ることにしました。
筆山は高知市中心街から鏡川を隔てて南に位置する標高100メートルちょっとの山です。市街地に近く、かつ登山ルートが整備されているので、適度な運動と森林浴には持ってこいの場所になっています。
こちらは以前高知城の天守閣から眺めた筆山。大通りの向こう、左側手前の山です。
筆山の頂上近くまでは車でも楽に行けるのですが、今回はちょっとしたハイキングということで、うちから歩いていくことにしました。
筆山の登山口。史跡案内図とありますが、ほとんど全部と言って良いほど墓所の場所です。
そして登山口近くは土佐山内家のお歴々の墓地となっています。最近は敷地の崩落が目立つとのことで、整備工事が行われています。
こちらが整備の案内。キャラクターは高知城歴史博物館の「やまぴょん」です。
登山道を登りはじめました。標高20メートルあたりまでは急な階段なのですが、そこからは整備された上り坂と段差が続きます。
しばらく進むと案内板が出ています。ここが分かれ道になっていて、整備された登山道から左に折れる山道が、展望台と頂上への近道です。
普段の散歩で通るのはこちらの近道なので、今回もそちらを使います。かなり急な段差のジグザグ道を登っていった末に、登山口で分かれた舗装道に出てくると、展望台はもうすぐです。
頂上手前の展望台、志鵬台に登ってきました。
展望台からは高知市の中心街が一望できます。川の手前側にあるのは競輪場兼陸上競技場で、今年の夏にはよさこい祭りの代替となる特別演舞が行われるはずだったのですが、新型コロナウイルス第5波のあおりで中止となってしまいました。
鏡川の南北を結ぶ橋のひとつである天神大橋から、中心街東部を眺めます。
私自身は日が暮れた後の筆山に来たことは一度もないのですが、高知市内で夜景を楽しむとなったら、間違いなくこの展望台が最初の選択肢になるでしょうね。
展望台から頂上まではまだ少しあります。自動車で登れるのはここまでで、あとは一部の段差を除いて、石畳か舗装された歩行者用のスロープが続きます。
そしてついに頂上に到着!まずはお疲れ様です我々。
いつもならこの展望タワーにも登ってしまうのですが、先月辺りから立入禁止になっているので断念。ここからの眺めが好きなんですけどね。
頂上はいくつか遊具や健康器具が置いてあります。もっとも以前は草ぼうぼうで近づきがたかったのですが、大規模な草刈りが何度か行われたようで、随分と使いやすくなりました。この日も小さな子どもを連れた家族が遊んでいます。
もっとも、この年で滑り台や雲梯というのもどうかというので、こちらは大人しくお昼ご飯を食べるぐらいにします。
ご飯を食べてのんびりしたところで山下り。帰りは一部別ルートにします。
公園から降りると、先程のルートの他に、急な石段が続いています。こちらを降りると、筆山の南側を見渡せる高台に行くことができます。
石段を下りきって少し歩いたところに、ハイキングコースの案内板があります。ただ距離としては結構なもので、足に自信のある人が半日がかりで歩くぐらいのイメージです。
あと、看板の背後に墓石がちらりと見えている通り、実は筆山一帯は墓地になっています。ここからのハイキングコースも、途中までは墓地を通るルートになっていて、私も以前何度か通ったことはあるのですが、ハイキング気分が出るかというと、ちょっと……。
とはいえ、眺め自体は良いものです。こちらは高知市内の南部、桟橋通辺り。入り江を成している山の向こうが桂浜です。
ちなみに、ここから帰ってgoogle fitを見たら、歩行距離7.82kmで歩数9221歩!途中お昼ご飯を買いに寄り道した分もあるとはいえ、年の最後にしっかり歩けました。