今日はサッカーと野球のある週末です。まずは昼の部、JFL高知ユナイテッドSC対ソニー仙台戦を見るべく、春野陸上競技場へと向かいました。
今回対戦するソニー仙台はアマチュア屈指の強豪、東日本大震災での大打撃からも蘇り、Jリーグ入りを目指すJFLチームに幾度となく立ちはだかってきた「門番」のうちのひとつです。それだけに苦戦予想は必至なのですが、それでもこういう相手に勝てるようにならないといけないのです。
この日は高知海上保安局と高知市消防局とのコラボデー。スタジアムの前ではそれぞれの車両展示やお仕事体験、制服を着ての写真撮影、また試合前にはそれぞれのPR動画が放映されました。
この日の昼食です。まずはおとどのえさを使ったアメリカンドッグ。今回はチーズ味を選んでみました。
アメリカンドッグ、考えてみたら食べるのは相当久しぶりです。ありふれ過ぎて、わざわざ選ぶ理由もないですからね。
ただ食べてみたら、もちもちで美味しかったです。
もっとも、アメリカンドッグ1本で十分なわけはありません。前回に引き続いて嶺北麻飯店の麻婆豆腐、今回は黒を選んでみました。こちらはコクのある辛さです。
高知ユナイテッドSC、ソニー仙台、それぞれがウォーミングアップを終えて、ピッチの整備です。こんなスプリンクラーがあったんですね。
しかし、設備やスタンドの規模から言えば、陸上競技場と球技場の間ぐらいの施設が欲しいところです。っていうか、専スタ……夢の専スタ……
さておき、選手が入場してきました。高知ユナイテッドはルーカスがベンチにもいない苦しい状況で3-6-1のフォーメーション、一方で赤星がこの日は先発に入りました。
前半はソニー仙台のキックオフ。しばらくは攻守がコロコロ変わる展開が続きます。
そして16分、高知が田中彰馬が中央からのシュートを決め、格上相手に先制します。
しかしすぐさまソニー仙台が反撃。21分にコーナーキックから3番萩原が押し込み、同点とします。
そして37分、高知が連係不十分でボールを出してしまうと、ここからソニー仙台が一気の攻撃。最後は高知のクリア不十分だったところにソニー仙台が2番三浦が付け入ってゴール。高知が逆転を許してしまいます。
高知はその後もソニー仙台に決定的な場面を作られながらも、何とか失点は回避。逆に攻勢に出ますがシュートには持ち込めず、前半を1-2で終えます。
ハーフタイムです。ファッションショー、というのは、海上保安庁と消防署の制服披露です。
まずは海上保安庁から。冬服と夏服の両方が登場します。暑過ぎず寒過ぎないこのぐらいの時期だからできることです。
続いて登場したのが、海上保安庁のマスコットキャラクター、うみまるくん。この日は潜水士の服装で出てきました。
もっとも、アナウンスによれば本来登場する方が行方不明者の捜索で来られなくなったとのことで、シャレになりません。
長い海岸線を有する高知県、あらためて危険と隣り合わせなのだと思い知らされます……
続いて右側に揃ったのが消防署の制服。病原菌やウイルスへの防護服、化学薬品からの防護服、あるいは酸素ボンベを背負っての消火活動の制服、どれも動くのが本当に大変そうです……
さて後半です。ここからも攻守が頻繁に入れ替わる展開。もう少し押されるかと思っていたので、まだ良かった気はするのですが、なかなか同点にする機会が訪れません。
そしてふと見ると、高知のエリアに監督がいません。
伝わってきた話では「暴言により退場」だそうですが、あの西村監督をして「暴言」が出てくるとはどういう状況だったのか。遠巻きに見ているだけだとまるで分からなかっただけに、詳しい話が知りたいところです。
高知はここから局面打開にFWを徐々に投入。中盤では徐々にボールを持てるようになりますが、前線にパスを出せずに逡巡する場面が続きます。アディッショナルタイムからロングパスを多用するようになったものの、時間が足りません。
そして後半はスコアレスで終了。高知ユナイテッドSCは連敗となってしまいました。
最終スコア。前節アウェーのF.C.大阪戦同様、1点目はとにかく2点目は防げたのではないかと思われるだけに残念です。こういう試合で勝ち点1を取れるようにならないといけません。
もっとも、ルーカス不在、監督退場の異常事態で大崩れしなかったのはまだ幸いです。あとは少ないチャンスで、どこまで確実に決定的場面まで持ち込めるようにするか。また、ミスをゼロにはできないとして、ならばどれだけ早く確実に傷口をふさぐかが問われているように思います。
試合後の挨拶に出てきた高知ユナイテッドSCのメンバー。次節以降も苦しい状況が続きますが、サポともども、ここで踏ん張れるかどうかがシーズンの分かれ目です。
一方で、ソニー仙台では明徳義塾出身の選手が途中出場していて、試合後は友人や関係者と思しき観客と話す光景を目にしました。
こういう場面が作れたのも、高知ユナイテッドSCが全国リーグに上がった効用ではあります。タフなシーズンは始まったばかりですが、こんな効用をぜひ守りつないでいきたいものです。