2021年第23回日本フットボールリーグ(JFL)、開幕戦で前年優勝のヴェルスパ大分を破った高知ユナイテッドSC。第2節は春野陸上競技場にラインメール青森を迎えて、待望のホーム初戦です。
この試合から香南市の複合施設アクトランドのご協力により、ボンネットバスによる無料送迎が実現。はりまや橋とアクトランドまでの交通手段ができました。
春野へは路線バスがなくなってしまい、車でなければデマンドタクシーを利用するしかなかったので、これは有難いですね。
この試合はこうち生協創立35周年記念ということで、「こうち生協presents ~スタジアムを赤く染めろ~HOME開幕戦」として開催。こうち生協のチラシ提示でチケットが割引になります。
うちも宅配を利用しているので、恩恵に与りました。この宗安寺コロッケもそうですが、面白い商品がちらほらあるんですよね。
また、今年もセントラルグループさんのご協賛により、ドリームパスポートを実施。小学生以下の子どもが入場無料となります。
そして21日から高知ユナイテッドSCのクラウドファンディングがスタート。ホームゲームの実況つきライブ配信の資金を募るものです。
先程試したら、この画像からもQRコードが読み取れました。詳しくはこちらからご覧くださいね。
というわけで入場しました。応援・スポンサーの横断幕が並んでいます。朝は結構な雨だったので、掲示するのも大変だったことでしょう。
高知ユナイテッドの選手がアップ中。前節のアップセットの勢いを駆って臨みたいところです。
この日のお昼ご飯は嶺北麻飯店さんの麻婆豆腐。赤・黒・白のうち赤にしました。深みのある辛さが沁みていきます。それぞれ600円です。
麻婆春巻もつけました。1本150円で気軽に楽しめます。
ちなみに、嶺北麻飯店につきましては下記twitterアカウントもご覧ください。
両チーム選手がピッチに入ってきました。入場の時に配られたコレオを掲げて応援です。この反対側が一面赤く塗られています。
こうち生協理事長の挨拶。となりにいるのはこうち生協のキャラクター、コーすけ君です。
この日は濵田県知事も来場。試合前の挨拶です。
続いて試合前のキックインセレモニー。コーすけ君は、流石に無理だったようです(笑)
試合前の記念撮影。ただコロナ禍がなければ子どもたちも加われるはずで、それが残念ですね。
さてさて試合です。今回の対戦相手はラインメール青森。JFL昇格6年目、Jリーグ入りを目指すJリーグ百年構想クラブのひとつです。
昨季は16チーム中15位に沈みましたが、チーム力からすればいわば逆フロック。決して油断できない相手です。もっとも、油断できる相手何てJFLにはいないわけですが……
一方の高知ユナイテッドSC。昨季は序盤に苦しみながらも、強豪HONDAを破ってからは勢いを得て、最後は例年の降格圏を脱する14位で終了*1。そして今季はいきなりの大物食い、期待が高まります。
ラインメール青森のキックオフでいよいよ試合開始。待ちに待った瞬間です。
本日のスタメン。両チームとも昨季からメンバーは大きく変わっています。
開始当初から当たりの激しさが目立つ試合、最初に動いたのは前半10分です。9番長尾が飛び出して相手GKと1対1の場面を作り、最後は左ポスト際に押し込み、先制点を奪います。
この後も高知ユナイテッドは押し気味に試合を進めますが、ラインメール青森は相手の僅かなパスの乱れやタッチミスを突き、徐々に押し返していきます。
そして前半38分、ラインメール青森の10番山田がゴールエリア左隅から緩やかなシュートを放つと、ボールはGKの足元をすり抜けてゴールへ。ボールは跳ね返ってゴール外に出ましたが、ラインは割っていたので当然得点は認定。1-1の同点となります。
その後も圧力をかけるラインメール青森に対し、高知ユナイテッドは新加入の5番ダウベルマンが機能しはじめ、次第に流れを作っていきます。
そんな中で前半終了。どちらに転んでもおかしくない試合になっています。
ハーフタイムにはこうち生協による抽選会実施。なお
後半開始です。暗いですが、幸いにして雨は降り出していません。
その後半はラインメール青森が押し気味で進みます。高知ユナイテッドはラインを押し戻され、ゴール前で決定機を一度ならず作られますが、GKをはじめ選手が文字通り身体を張って、ギリギリのところでゴールラインを割らせません。
そして87分、ゴールを奪ったのは高知ユナイテッドでした!中央から攻め上がって放ったシュートがバーに跳ね返されたところ、途中出場の18番泉が落ち着いてゴールに流し込み、待望の勝ち越し点をもぎ取ります。
その後は高知ユナイテッドが守り切り、最後はカウンターまで見せた末にフルタイム。高知ユナイテッド、ホーム開幕戦を白星で飾って連勝です!
そして他の試合結果もあり、第2節終了時点でJリーグ参入圏となる3位浮上。百年構想クラブ未申請のため今季の参入はないものの、心がときめく順位です。
ヒーローインタビューに呼ばれたのは、ラインメール青森の猛攻を何度も押し返したDF藤崎。最後は独特の決め台詞でインタビューを締めます。
守備にツープラトンと言うのも変かも知れませんが、それでも藤崎と下堂と合わせた迫力はなかなかのもの。この辺も含め、手探りだった前季よりは、戦い方が見えてきたかな、という期待感を覚える試合でした。
試合後のスタジアム前。天気も回復して試合結果も上々、開始前より断然盛り上がっている感があります。
この日の入場者数は818名。Jリーグには比ぶべくもないですが、感染対策下のJFLではなかなかの人数です。こういう光景がもっと見られるようになると良いですね。
高知ユナイテッドSC、第3節はバイ・ウィーク(リーグのチーム数が奇数のため試合なし)。その後はアウェーでのF.C.大阪戦を経て、次のホームゲームは4月11日のソニー仙台戦です。
ただ、宮城県での感染拡大と県独自の非常事態宣言により、この日の試合は超厳戒態勢下での有観客試合。アウェー席も設けられず、ソニー仙台のユニ着用も認められません。
気兼ねなく観戦に行き来できる日はいつになるものでしょうか……(嘆息