高知県黒潮町佐賀北部地域で毎年開催される若山楮(こうぞ)の蒸し剥ぎ体験イベントが、2019年は12月8日(日)に開催。高知大学地域協働学部佐賀北部班も猪汁ご提供等で参加します。
当方の担当実習地である高知県黒潮町佐賀北部地域は、かつて和紙の原料となる楮(こうぞ)の名産地として知られていました。その後生産はいちど途絶えたのですが、今世紀に入って復活、今では楮の栽培から、文化財修復にも使われる高級和紙作りまでを一貫して行う貴重な産地となりました、という受け売りです。
ただ、川上から川下までの作業をすべて行うのは本当に大変なことです。私も去年の学部での実習を通じて、楮の芽かき(楮の脇芽を間引きする作業)やへぐり(楮の樹皮から表皮を剥ぐ作業)を少しだけ体験しましたが、まぁ手間がかかるかかる。ちなみに、へぐりについては学部サイト等でも簡単なレポートが載っております。
今回のイベントは、収穫した大量の楮を一気に蒸しあげ、樹皮を分離するというものです。経験豊かな地元の方々のご指導のもと、実際に使用する本物の和紙の原料を作ることができます。
高知大学地域協働学部も、佐賀北部地域での実習を開始してから、こちらのイベントに参加させていただいています。今年も昨年に引き続き、地域の方々のご協力を得て、猪汁のご提供を予定しています。
詳細につきましては、黒潮町ウェブサイトにもご案内が出ていますので、そちらもご覧ください。
ウェブサイトにもありますが、当日は汚れても問題ない服装で、また、南国土佐とは言えこの時期はとても寒いです。必ず暖かくしておいでてください。
私も昨年の蒸し剥ぎイベントに参加すべきところ、療養中のため断念した経緯があります。それだけに、今年は楽しみにしています。