世間は大型連休ということで、9連戦真っ只中の高知ファイティングドッグス。うち高知球場でのホームゲームは3試合、この日は香川オリーブガイナーズとの対戦です。
なお、この日はデジカメを家に忘れるという失態をやらかしてしまったため、写真が非常に残念なことをあらかじめお断りしておきます。 済みません……
本日のスタメン。開幕から1ヶ月、それぞれ新戦力が入ってきています。
中でも注目は、香川に加入したペドロ・シリアコ。複数球団でMLBに出場した経験を持ち、弟アウディは昨年横浜DeNAベイスターズに在籍しています。
さて、この日はチェコのソフトボール代表が観戦に訪れていて、始球式にも登場しました。なんでも合宿に来ているそうですが、大会でもあるんでしょうか。ともあれ、わざわざ高知までよく来てくれました。
そして先発はルーキー古谷。立ち上がりは走者を出したものの、直後を三振ゲッツーに切って取ります。
その裏、高知はこの日加入した宇佐川がいきなり1番ショートで出場。独立リーグはシーズン中でも入れ替わりが結構あるので、驚くことではありません。
相対する香川の先発は石田。立ち上がりはストライクボールがはっきり分かれる投球で、高知打線につかまります。
連続ヒットに暴投も絡んで1死2, 3塁となり、ここで4番ザックが左中間に2塁打。幸先よく高知が先制しました。直後も古屋が連続で走者を出しながら併殺にも助けられて無失点、良い流れに見えたのですが、3回表に暗転します。
1死から古屋が連打を浴びて1, 2塁。この後アウトを1つ重ねたものの、ここでシリアコがレフトへの2塁打でまず1点。
続くクリスもレフトに2塁打を放ち、逆転を許してしまいます。
この後笠原のレフト前ヒットでピンチが拡がると、加藤もレフトへの打球。これがタイムリーとなり、香川が1点を追加。
さらに三好の2塁打で香川がもう2点を奪い、香川打線が2アウトから6点を叩き出しました。
ここで高知は古屋を諦め、三谷をマウンドに送ります。三谷は木村を三振に取り、何とかこの回を終えます。しかし、4回にはエラーと盗塁、振り逃げで1死1, 3塁からシリアコの犠牲フライで香川が1点を追加。一方の高知打線は立ち直った石田の前に2回以降沈黙が続き、投打守とも見どころを作れません。
6回表、高知は3番手に石井を起用。石井がこの回を抑えたところで、何とか流れを引き寄せたい高知でしたが、その裏は先頭打者出塁や代打攻勢を活かせず無得点。
逆に香川は7回表、連打から三次のタイムリーでさらに1点。点差をなおも拡大します。
8回表、高知の4番手はイ・サンハク。球数こそかかったものの、四者凡退で切り抜けます。
一方の香川は石田が7回を2失点のまま投げ抜き、2番手にはリチャードソンが上がります。
そして最終回、高知はファイティングドッグスアカデミーから新加入当日の山崎を起用します。山崎は四死球に内野安打で1死満塁のピンチを作りますが、あとは抑えて無失点。チーム全体がパッとしない中、興味深い内容でデビューを果たしました。
ここで一矢報いたい高知でしたが、2死から安藤、高井が連打を見せるも、若原が倒れて万事休す。今季も好調の香川が快勝しました。
最終スコア。17安打8得点と言うのは決して効率が良いとは言えませんが、それでも8得点ですし、6安打で対抗するのはまず無理です。何か起爆剤があれば良いのですが……