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第90回日本社会学会年次大会で研究報告を行いました(報告資料アップロード先リンクあり)

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 2017年11月4日・5日に東京大学で開催された第90回日本社会学会年次大会で研究報告を行いました。ちなみに安田講堂は会場ではありません。

 

 今回の報告タイトルは「モンゴル国におけるナショナル・アイデンティティの計時的変化――第2回・第3回・第4回アジアン・バロメータ調査データによる検討――」というものです。

 アジアン・バロメータ(the Asian Barometer Survey)は東アジア・東南アジアでの国際調査プロジェクトで、モンゴルではきわめて貴重な継続的全国調査データを公開してくれているので、私はたびたびお世話になっています。

 既に第2回・第3回のデータについては分析を重ねてきたのですが、このほどモンゴルをはじめ一部の国・地域について、第4回調査データが公開されたので、さっそく取得の上、予備的な分析を開始。今回はその現状報告を行った次第です。

 分析はあくまで途上ですし、本格的な分析を行うにはデータの全面公開とまとまった研究費の確保を待たなければなりません。また現時点での分析結果の考察もあまりできていない状況です。ただ、あくまで研究報告ということですし、まずは現状を報告し、今後の方針を含めて投げかけることで、諸先生方のご意見を伺うというのが、今回の目的です。そんなこんなで拙い発表でしたし、他の方の報告が立派だっただけに引け目がないとは言いません。ただ、多少なりとも目的は果たせたのでは、とは思っています。

 なお、今回はセッションが立ち見の出るほどの盛況で、用意していたスライドの印刷版はすべてなくなりました。最後の方に来られた方にはお渡しできなかったのではと思います。

 そういうこともあり、今回の報告スライドもSlideshareに早速アップロードしてみました。こちらでもリンクを貼っておきますので、お気軽にご覧ください。

 

www.slideshare.net