2017年の前期もついに最終戦になってしまいました。相手は逆転優勝をさらわれた徳島インディゴソックス、ここで勝って良いイメージで終わりたいところです。
この日はマニー・ラミレスと、レッドソックス時代の同僚岡島秀樹さんとのチャリティーサイン会が開催されます。岡島さんは以前にもテレビ中継のゲストで来高していて、これが二回目。マメなことですが、これもマニーが呼び寄せたようなものです。
で、サイン会は2人が個別に実施。事前に整理券が配布されており、券を持った人がそれぞれ列を作って待機します。
ただ、私は事前に別の用事があり、整理券配布には間に合いませんでした。ちなみに、こちらです。
ただ、流れ次第では整理券無しでもサイン会に参加できるかも知れないということで、飛び入り参加用の列に並ぶことにしました。既に3, 40人が並んでいる後ろになったので、かなり厳しいとは思いますが、この際ダメ元で並ぶだけ並ぶことにしました。
で、サイン会が始まってみると、以外にもスムーズに流れていきます。全部で100人はゆうに超える人数を見て取ったのか、マニーがかなりのスピードで次から次へとサインを書いているようです。気が付けば整理券持ちの人へのサインは終わり、ついに整理券無しの列にも回ってきました。
ただしサイン会の終了は、グランドでのファイティングドッグスのノックが終わった時。試合開始までの流れからすれば、今からだとあと10分弱。まだだいぶ前にいますし、はたして間に合うだろうかと、同じ列に並ぶ人々が不安と期待をそれぞれ口にします。
そして、やりました!待つこと20分以上、ついにマニー・ラミレスのサインを頂きました。こちらは選手名鑑の特集ページ、日本語ですが本人について書かれていることは伝わるでしょう。¡Muchas grácias, Manny!
この後マニーはチームに合流するので先にサイン会を終えましたが、岡島さんはまだファンに対応しています。私からすれば岡島さんは2006年の北海道日本ハムファイターズ日本一の立役者、マニー同様のレジェンドです。ひとまず一緒に写真を撮ってもらいましたが、久々に緊張してほとんど話せませんでした。当方しゃべくりも仕事のうちなんですが、全然ダメでしたね……
サイン会終了後、すぐにグランドに戻ったマニー。ザック、アンダーソンのアメリカーノ・トリオで、アップもかねて談笑中です。
スタメン発表。この日もマニーは4番DHでの出場です。
試合前セレモニー。両チームの選手が並ぶ中に、マニーもいました。
来日前は「マニーはマニー」など奔放な行動ばかりが先行して言われてましたが、それでもこういうセレモニーは(1回遅刻したとはいえ)きちんと出ていたように思います。
試合直前、スタメン選手による一言コメント。すっかりお馴染みになった「コウチ、サイコー!」の掛け声に続いて、守備に就く選手が続々と登場していきます。
この日の高知先発は丸山。初回はきっちり無失点です。
一方の徳島は松本が先発しましたが、いきなり1死1, 3塁のピンチを背負って打席にマニーを迎えます。
ここで投じた2球目が暴投。3塁走者がゆうゆうホームインで、高知がラッキーな先取点を手に入れます。
ただ、マニーはフルカウントの末に空振り三振。一発への期待は次の打席に持ち越しです。
ところが、2回表に今度は丸山が1死1, 3塁とすると、久保にライト前ヒットを打たれ、追いつかれてしまいます。
さらに、続く垂井が放った当たりは高いバウンドのピッチャーゴロ。打者走者はアウトにしましたが、この間に2塁走者が一気にホームを狙います。これに慌てたか、ザックの送球が逸れてしまい走者生還、勝ち越されてしまいました。さらに3回には2死3塁から小林がショートの頭を越すタイムリーを放ち、差を2点に拡げます。
高知はすぐに反撃に出ます。3回裏、またも1死1, 3塁として打者はマニー。ここで放った打球はショートへのゴロでしたが、勢いが強かったか相手のエラーを誘ってオールセーフ、高知が1点を返します。今日のマニー、ツイてます。
これで1, 2塁とすると、アンダーソンがライトにタイムリー二塁打を打ち出し、すぐに高知が同点に追いつきました。
しかし、5回表には無死2塁から平間がレフト前にタイムリーで徳島が再び勝ち越し。前期王者の勢いを見せつけます。
そして迎えた5回裏、高知は先頭の森田がヒットで出塁すると、1死2塁の場面を作り、マニーの第3打席目を迎えます。そして、ついに出ました!
マニーが初球を叩くと、打球は一直線に左中間へ。飛距離、勢いとも一目見てそれと分かる打球はそのままスタンドを直撃、待望の一発が本拠地高知市野球場で飛び出しました!
慌てて写真を撮っているので、ピントを合わせる余裕なんてありません。ともあれ、森田に続いてマニーもホームに還り、高知が逆転!
ここぞの場面で最高の仕事をする辺り、やはりレジェンドは違う。そう思わずにはいられません。これで俄然勢いを得た高知、ここから流れを引き寄せます。
というところで写真が既に多くなってしまったので、ここからは後篇にて。
全部1つのエントリにすると、ページが相当重くなってしまうんですよね……