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2017プロ野球プレシーズンマッチ第2戦・埼玉西武対東北楽天(春野・2/26)

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 昨日一昨日と、埼玉西武ライオンズ東北楽天ゴールデンイーグルスによる2017プロ野球プレシーズンマッチが春野球場で開催されました。昨日(26日)の試合を観に行ったので、観戦記です。

 

 

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 今年はライオンズA班(一軍相当)が久々に二次キャンプを春野で行っています。そこにイーグルスを招いて行う練習試合の2試合が、プレシーズンマッチとして無料開放されたのです。

 

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 練習試合とはいえ一般開放されるということで、この日はライオンズのマスコットのレオとライナ、さらにはイーグルスクラッチまで来ていました。シーズン前の本拠地球場以外の試合だとホームチームのマスコットも必ずしも来るわけではないですし、ましてビジターとなるイーグルスのマスコットまで来たのですから、かなりのサービスです。

 もっとも、3者とも名前を憶えられているわけでもなく、ライオン呼ばわりだったり、特にライナは女ライオンと呼ばれていました。雌ライオンじゃないんですね。誰だネコとか言ってるのは

 

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 そしてこの日はしんじょう君まで登場!ただ席の都合で良い写真が撮れず済みません……

 クラッチはしんじょう君の鍋焼きラーメン帽子が気になったらしく、自分の帽子と交換してかぶっています。この後レオもしんじょう君の帽子をかぶっていましたが、完全に顔が隠れてしまいました。

 

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 しんじょう君は始球式にも登場。ちなみにレオとライナの背中についてるロゴを見て一瞬「農協か?」と思ったことを白状します。いや、JAのロゴにすっかり馴染んでしまった田舎者でして……

 

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 ちなみに、そのままでは投げにくかったのか、この後帽子をとってから投球していました。

 

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 さてさて、試合開始です。この日のスターティングラインナップがこちら。両チームともこの時期から主力選手を多く出してます。特にライオンズの打線は迫力十分、正直怖いです。守備はもっと怖いです

 

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 ライオンズ先発は野上。そろそろ先発陣の軸にならないといけない時期です。この日はイーグルス打線に球を結構捉えられていて、初回先頭から走者を出してはいましたが、後続を断って2イニング無失点と上手くまとめていました。

 

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 他方、イーグルスの先発は古川。高卒4年目のシーズン、今年はプロ初勝利を挙げたいところ。

 

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 ただ、初回先頭の木村文にレフト線へのソロホームランを打たれ、早々に1点を失います。

 

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 先制したライオンズは3回に十亀を起用。こちらもローテでフル稼働してほしい選手ですが、この日は苦しい内容でした。

 

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 1死1, 2塁から今江にライト前ヒットを打たれ、ホームへの送球の中継に入った山川が悪送球。これで走者が2人とも生還し、逆転を許してしまいます。

 

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 さらに桝田にもタイムリーを打たれてもう1失点。特に今江の当たりは2塁走者を刺せた可能性もあっただけに、やらずもがなの3点を与えた感じです。

 

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 しかしその裏ライオンズはすぐさま反撃。浅村のタイムリーで1点差に詰め寄ります。

 

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 4回には3番手に大卒2年目の國場が登板。開幕一軍に向けて、絶好のアピールの機会です。

 

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 その國場、走者を出しながら何とか凌ごうとしますが、ラストバッターの岡島にタイムリーを許し、再び2点差とされます。一方のイーグルスはここで畳みかけたかったところですが後続が続かず、時間をかけた割に1点止まりと課題を残しました。

 

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 そしてその裏、続投する古川から先頭のメヒアがご期待通りの大アーチを左中間スタンドに叩き込みます。

 

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 さらに木村文にも犠牲フライが出て、これでライオンズが同点。ミスでの失点は打撃で取り返す、いかにも最近のライオンズらしい試合、と言えるでしょうか。それで良いのかどうかはさておき。

 

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 5回は両チームとも無得点で終わり、グランド整備。その合間、グランドにはマスコットたちが登場しました。

 

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 ライトスタンド前ではライナとクラッチがサインボールを投げています。レオは1塁側スタンド近くにいたのですが、どうにも写真が撮りづらいところで(汗)

 さらに、このあとレオとライナはライトスタンドのライオンズ応援席から1塁側スタンドに、クラッチは3塁側スタンドにそれぞれ現れていました。

 

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 試合が落ち着いてきたところで、四国IL香川出身の水口が途中出場。B班(二軍相当)にいたはずが、一軍の試合で出番が回ってきたのは何よりです。

 

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 というところで試合再開。6回表には新加入のガルセスがマウンドに上がりました。この手の左腕投手は上手くはまれば重宝するのですが、アメリカ大陸から来た投手共通の課題として走者が出た時の投球が気になるところ。とはいえ、今回のガルセスに限っては特に問題はなさそうで、2イニングをきっちり抑えていました。

 

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 一方のイーグルスは古川に代えて西宮が2番手登板。こちらも失点を許しません。

 

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 そんな中でも打撃でアピールできた水口。何とか開幕まで一軍に残ってほしいものです。

 

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 前半とは打って変わっての投手戦になってきたところで、ライオンズラッキーセブン。ライナが踊る中、レオはお約束のバック転連発で高知の野球ファンを驚かせていました。

 

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 この回に上がったイーグルスの3番手は大卒ルーキーの菅原。いきなりの一軍対外試合でしたが、2イニングを抑えきります。

 

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 一方のライオンズは8回、ガルセスと並んで新加入のドミニカ出身、キャンデラリオが登板します。キャンデラリオは8回こそ無失点に抑えましたが、9回に落とし穴が潜んでいました。

 

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 1死1塁から中川に右中間を深々と破られる3塁打を打たれ、イーグルスに勝ち越し点を与えてしまいます。

 

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 さらには西田のタイムリーで1失点追加。これがとどめとなってしまいました。

 

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 9回裏、イーグルスのクローザー役になったのは小山。同姓の大先輩の跡を継げる存在になれるか注目です。

 その小山を前に、ライオンズは水口に代えて栗山を代打起用して反撃を試みます。しかし、その栗山が初球でフライアウト。流れを引き寄せることができません。

 

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 結局小山がこの回を3人で抑え、ゲームセット。イーグルスが2戦目をモノにしました。

 

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 最終スコア。後半こそしまった試合でしたが、それ以外では最近のライオンズの良い所と悪い所が両方出た感じを受けました。一方のイーグルスは、この時期の試合なら先発投手でも2, 3イニングだけの登板が普通なところ、あえて古川に5イニング投げさせたところが印象に残りました。特に4回4失点の後でも続投させたのは意外でしたし、古川はこの期待に応えないといけません。

 

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 帰りがけ、ホーム付近でクラッチを見かけました。この日は単独での出場で、相方のクラッチーナはぬいぐるみだけの登場です。

 とはいえ、レオ・ライナともども、高知で会えるとは思ってもみなかったですし、本当にありがたいことです。 こうなるとさらに欲が出て、公式戦をぜひ高知で、と思ってしまいます(笑)