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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(94)大杉駅(JR土讃線)

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 かつての村の名を冠した大杉駅。時間帯によっては特急も停車する駅で、今も大豊町の鉄道の表玄関となっています。

 

 

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 雪の中、途中車輪の空転にも苦しみながら走ってきた阿波池田行。

 

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 列車は一息入れてから、大杉駅を発車。力を取り戻して山道を再び走りはじめました。

 

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 2つの三角の建物が組み合わさった大杉駅の木造駅舎。屋根以外が地中にめり込んだような、不思議なデザインです。

 

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 「とまレール大杉」と銘打った駅名板。と言っても宿泊できる感じではなく、人々が足を止め、集まる場所としての大杉駅です。

 

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 駅前の観光案内板には「ゆとりすとカントリー」の文字。ゆとりすとパークおおとよの名も、この大豊町自体のキャッチフレーズに由来するのです。

 

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 駅を出たばかりのバス。ここから西へ、本山町から土佐町に向けて走り出しました。

 

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 駅前広場の南側には、土讃線の開通を記念した石碑が今も残っています。

 

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 バスが去った駅前。聴こえるのは対岸を行き交う車の音ぐらいです。

 

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 橋から南側を眺めてみました。

 ここから高知方面へはいったん山を越えます。橋の下を流れる穴内川は、南からこちら側に流れ、さらに吉野川へと注ぎ込みます。

 

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 橋の北側。川のすぐそばまで、いかついコンクリートの柱が何本も立つ上に、民家や商店が建っています。

 

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 大杉駅は上下の線路にホームが1本だけのもの。その手前は保線用の機械が荷物でも積み込むのか、ホームと同じ高さになっています。

 

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 寒さに耐えきれず、駅の中に入ることにしました。

 2つある三角屋根の南側は売店になっています。そしてこんなところまで、うどん県の触手が伸びています。

 

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 小さなスペースに、地元の土産物から普段の軽食・菓子類、新聞まで揃った売店。手前の冷凍庫の売り上げは、この時期どのぐらいのものやら。

 

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 反対側は待合室。地元の人々によるさまざまな写真やイラスト等が並んでいます。

 

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 大豊町の全集落を示した木製のパズル。川沿いが細かく、それ以外は大きく分かれているようです。そして緑色の川又「集落」は、もう人が住んでいないと書かれています。

 

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 木製のキャラクター。おそらくは木のキャラクター。ただ、推測できるのはそのぐらいです。

 

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 屋根に飾られた、杉の大杉、ゆとりすとパークおおとよをはじめ、町内の名所を集めた写真パネル。

 

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 こちらは、大杉駅の現駅舎ができたのを記念した、大杉中学校の生徒たちによるパネル。

 

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 その大杉中学校も今はありません。前に書いた気もしますが、町内の中学校も、小学校も、辛うじて1つずつが残るのみです。

 

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 高知の山間に雪が激しく降るようになりました。高知までの普通列車が、それでも何とか定時で大杉駅に到着したところです。

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 ホームから見た大杉駅舎。やはり屋根だけが外に出たような感じです。

 

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 駅に立つ名所案内。駅舎のイラストも描かれています。

 

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 反対側は他の町のものも含め、嶺北の名所案内になっています。

 

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 駅の南側には、大豊町の名所名物をアピールする太い柱が立っています。

 

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 ホームの隣で待機する保線機械。向こうに置いてあるレールを運搬するようです。

 

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 寒さの中発車を待つ高知行。その間も雪は降り続きます。

 

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 左へのカーブ、崖の向こうに消えていく線路。目指す高知までは、ここからあとひと山越えないといけません。