昨夜の逆転サヨナラの余韻冷めやらぬ高知球場。ですが、この日対戦する香川オリーブガイナーズも優勝のかかった相手です。香川は勝つか引き分ければ、愛媛の結果次第で後期優勝。またも目前で胴上げの恐れがあるのです。
本日のスタメン。高知の野手は銀次郎と浅野以外は昨日と同じ。ようやくメンバーが固定されるようになりました。
昨夜に続く息の抜けない試合、先発には丸山が上がりました。
ところが、その丸山が初回から逆転優勝の望みに懸ける香川打線につかまります。四球とヒットで2死1, 2塁とされ、5番古川のタイムリーで1点。
続く沢坂の打球をザックが痛恨のエラー。追加点を許します。
さらには7番高島が1, 2塁間に力のないフライを上げますが、ザックと今井が連係ミスで落としてしまいます。これでさらに1点を奪われ、いきなり3点のビハインドを背負う羽目になりました。
香川先発のエドワーズ。3回まで無安打四球1、ほぼ完璧な投球で、高知打線をねじ伏せます。
ところが4回裏、高知打線が突如目を覚まします。先頭の山下が2塁打と暴投で3塁に進み、3番深江がフェンスに達する3塁打で、まずは1点を返します。続くザックはセカンドゴロでしたが、これで深江が還って点差は1に縮まりました。
そして2死2塁の場面となり、銀次郎がタイムリー2塁打！一挙同点に追いつきます。その後は2回以降立ち直った丸山が抑え、同点で折り返します。
6回、香川はエドワーズに代えて岸本を2番手に送ります。
ところが、その岸本から4番ザックがライトスタンドにソロアーチ。ついに高知が勝ち越します。
さらに中村が振り逃げで出塁すると、宮下の3塁打で追加点。
続く銀次郎はセカンドゴロで宮下を還し、逆に高知が3点のリードを奪い返しました。
この後は3番手に大田が登板し、この回は切り抜けます。
直後の7回表。をきっちり抑えたい丸山でしたが、先頭打者をヒットで出すと、内野ゴロ2本で進められ、5番古川の打席でボーク。単打1本で1点を献上してしまいます。さらなる失点は何とか阻んだものの、良い流れではありません。
そして7回裏、高知は先頭の大城と河田が倒れ2死。ところが、ここからヒット1本と四球2つでチャンスを作ります。
ここで失点はできない香川。大田に代えて富田がマウンドに向かいます。
ですが、ここで中村が追い込まれながらタイムリー2塁打！走者2人を還し、高知がリードを再び拡げました。
4点差で迎えた8回表。昨日ロングリリーフの嘉数に代わってマウンドに上がったのは守護神平良でした。その平良、8回はなんと三者連続三振、9回には先頭打者こそ出したものの、後続には付け入るスキを見せません。
最後は4番松澤をセカンドゴロに抑え、ゲームセット！
最終スコア。鮮やかな逆転劇で、高知が連夜の目前胴上げの危機を見事にはねつけました。
