1学期も今日で終了。今回からゆとりすとパークおおとよでの実習が本格化したわけですが、われわれが入れたのは5月連休後や6月、7月でも平日という比較的閑散期。お客さんで賑わい、イベントも多く開催される時期に入れたわけではありません。今後学生が立案した企画を事業計画にまとめるためにも、実習時以外の現場を知っておくのは必須です。
というわけで、夏の日曜日、イベントも多く開催されるパークに行ってきました。
本館内の掲示板には、先日のエントリでご紹介したチラシがポスターになって掲示されています。なんというか、大変なことになったなぁと(汗
売店の地場産品コーナー。ゆとりすとベリー農園の乾燥しいたけが加わったばかりか、はちみつも登場しています。少しずつ自前の産品が増えているのは嬉しいですね。
と思ったら、少し離れている間に、西峰(怒田の東にある集落です)の無農薬トマトの販売も。
冷凍・冷蔵コーナーの多い道の駅大杉と比べると、パークはどうしても生鮮品を置きづらいのですが、それでもこうして地元で獲れた野菜が出品されるようになっています。
本日のイベント一覧。屋内のクラフト系イベントが多いです。標高が高い分高知市内よりは涼しいとはいえ、なにせ日差しがあるので、屋内イベントが多いに越したことはありません。
クラフト教室は本館2階で開催中。
以前の実習で意見交換や現地報告会を行った部屋ですが、この日は本来(?)の使われ方をしていました。
ちなみに、過去の実習の時はこんな感じ。
こちらは全く別ジャンル、自転車発電体験コーナーです。
こんな感じで、自転車を漕いで白熱灯を点灯させます。簡単そうに見えますがさにあらず。私も頑張ったつもりですが、5個が最高でした。
2階のベランダでは、午後から紙飛行機飛ばしコンテストが開催予定。
距離は1メートルごとにガムテープで示されています。山の上で風があるので、風に乗れば結構飛ぶ、と言えそうなものですが、風向きはころころと変わるだけに、飛距離は運次第と言うところもあります。
本館前での木工教室。トトロ風のどんぐり細工が作れます。ただ2回のクラフトといい、不器用が服を着て歩いているような私にはまるで向かないので、参加するのは同系のイベントを企画中の学生に任せます。
さて、冒頭で書いたジビエイベントが温室前で開催されています。
イベントコーナー前に掲げられていた鹿の夏毛。
こちらは冬毛。当たり前ですが、こうしてみると毛の生え方が全然違いますね。
で、今回の趣旨は獣害問題を体験的に考えるというもの。ジビエ料理の試食に加えて、こちらでも工作コーナーがあります。
その工作というのが、鹿の毛皮を使ったキーホルダー作りです。
まずはキーホルダーを作れるだけの毛皮を切り取ります。といっても、裏側に切り取り線を事前に引いてもらっているので、迷うことはありません。
次に毛皮を貼り付けるのですが、接着剤を直接塗るのではなく、いったん新聞紙の上に出します。
接着剤は綿棒で丁寧に塗っていきます。
接着剤のついた毛皮は、猟で使った薬莢に貼り付けて、上から新聞紙と針金で固定します。
狩猟は獣害対策の大きな柱ですが、銃を使うと当然ながら薬莢が出てきます。ただ、そもそもの環境問題を考えると、放ったらかしというのは趣旨に反するわけで、こうして楽しく再利用できるようにするのも肝心なことです。
十分固定できたら、針金と新聞紙を外し、鹿皮のひもを通してからビーズで止めて出来上がり。
このところジビエ料理に目が向きがちだったのですが、毛や皮だって大事な資源。この辺に気が回らなくなっていたのは、家畜利用の先進国モンゴルを研究する者としては迂闊だったと反省です。
お昼ご飯は本館内のレストランで。こちらは名物料理のさめうらダムカレーの小。普通サイズですが小です。って、お前は何を言っているんだと思われるかも知れませんが、この上に直径20センチほどのプレートに乗った中(3人前程度)、直径40センチ強の皿鉢に乗った大があるのです(5人前程度)。正直見てみたい気はするのですが、食べろと言われたら困るしかないので、いくらなんでも普通(小)サイズを頼みました。それでも結構な量でしたが。
こちらは農園のブルーベリーを使ったかき氷。ブルーベリーが乗っているだけではなくて、中にも入っています。ただ、これでもかというほど氷が乗っていたので、食べるのは結構大変でしたが(笑)
本館から少し歩き、丘の上にある展望台へ。極端な入道雲こそないとはいえ、見るからに夏の空です。
風車の羽の先には早明浦ダム。このところ雨が降ってないので、貯水量もかなり減っている模様です。それでもお構いなしにうどんを茹でる人々もいるわけですが
これまでの実習とは違う姿を見せている、夏真っ盛りのゆとりすとパークおおとよ。シーズンはまだまだ続きます。