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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

2016年春の北国新規路線の旅(4)函館市電数景

 昼食は済みましたが、函館を発つまでまだ少し時間があるので、駅前をふらつきます。

 

 

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 ビルの柱には特任車掌と称するミスター。 新幹線に原付は持ち込めません。

 

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 駅前の交差点には、新函館北斗駅への案内標識。24キロも離れているのは意外でした。

 

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 ふと、函館市電箱館ハイカラ號」が通りかかりました。とさでんの7形「維新号」と同様の復元電車です。

 そう、時間があるなら電車を撮るにしくはない。ロケーション的に良さそうなところを求め、函館駅前電停付近に移動しました。

 

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 函館市電は現在、ご覧の2系統と5系統の2つで運転されています。車両形式はいろいろありますが、左側の3000形のように比較的新しいものもあれば、右側の700形のように、50年以上走っているものもあります。

 

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 先程の700形の同型車。側面の窓の形、とさでんでも良く見るイメージですね。このように上下2段に分かれていて、上は固定で下だけ開けられる窓は、昔のバスによくああったことから「バス窓」と言われています。

 

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 さらに700形。企業等の協賛で、無料で運転しているのだとか。

 

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 とさでんと違い、函館市電の電車の多くは行先表示がLED化されていません。さらに一部は筆書きになっています。

 しかし、この電車の行先「函館どつく前」。大阪の人が見たら殴りにかかるのかと思うかも知れませんが、造船所(ドック)の前ということです。

 このあとしばらく撮影していたのですが、函館駅前から谷地頭・函館どつく前に向かう電車はどんどん出ていくのに、戻ってくる電車がほとんど来ません。そうするうちに停留所は電車待ちの人でいっぱい、ちょっと危ない状態です。

 

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 そうするうちに、回送電車がやってきました。「回送」の文字もなかなか味があります。

 

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 これが湯の川行に表示を変えると、駅前電停から進んでいきます。

 

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 さらに進んだところで停車すると、向きを変え、渡り線を通って湯の川方面行の線路に移ります。どういう理由かは分かりませんがダイヤが乱れたので、臨時電車で駅前電停からの乗客を捌くということです。 

 

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 かくて臨時の湯の川行が函館駅前に到着。この時は積み残しが出ましたが、徐々に後続の電車もやってきて、混雑は一応解消されました。