高知市といの町の峠道の途中にあるいくつかの電停。宮の奥もそのうちの1つです。
県道の道端、北側にある停留所。東行だけ、ホームと小さな待合所があります。
バス停の標柱も立っているホーム。土佐電と高知県交通が統合した今も、別々の標柱が残っています。
ホームすぐそばの信号。横断用の歩行者信号の両側に、電車用の信号があります。
といっても、並行する道路の信号の青と赤をそのまま置き換えただけ。本来の鉄道用の信号のように、行き違い待ちや速度の指示がでるわけでもありません。
信号を渡ってから、ホームまでの敷石。踏切も何もない簡素なものです。
宮の奥の停留所は、東西の乗り場が向い合せ。
西行き乗り場は線で区切られた区画が色分けされているだけ。もはやお馴染みのノーガード電停です。
待合所には掃除用のほうきと掲示板、そして雨傘。急な雨ともなれば、ここで傘を借りて、また後で返しに来るのでしょう。
伊野行の電車が通りかかりました。停留所には私以外誰もいません。
電車にとっては決して楽ではない上り坂。乗り降りする人がいないと見るや、電車は速度を下げず、そのまま坂を登り続けます。