昨日から高知で年を越しました。となると今日は高知で初詣となるわけで、高知市内の出雲大社土佐分祠に参詣してきました。
鳥居には「出雲大社」という額塚が大きく掲げられています。ですが、別に高知から島根県まで行ったわけではありません。実は、出雲大社の分祠・分院は日本全国各地、はては海外まであって、高知分祀はその1つです。
鳥居の手前には、南北朝時代の古戦場であったことを示す石碑が建てられています。
社殿のすぐ前まで来たのですが、参道を車が次々と出入りしています。他では見たことのない光景です。
この神社はかなりコンパクトで、社殿の手前にある駐車場は数台しか止められません。なので、社殿隣のスペースに車を止められるようにしているのですが、出入口が参道しかなく、こうして社殿の真ん前を車が通ることになります。
ただ、元日だけあって参拝客は多く、駐車スペースは賄いきれません。神社の入り口では、駐車待ちの車が列を作っていました。
車を止められるのはこちら。いくつも祠が並んでいます。なので、駐車場と言ってしまうのは失礼かなと思ったんですね。
お詣りを済ませてきたところです。鳥居の東側を見ると、大黒様と因幡の白兎の像があります。神話(民間伝承?)にある因幡の白兎のお話で、「ワニ」(必ずしも鰐かどうかは分からないらしい)を騙して海を渡った兎が報復で皮をはがれて苦しんでいるところ、大黒様が通りかかった光景です。お話についてはこちらをご参照のほど。
傍らに建てられている、文部省唱歌の「だいこく様」の歌碑。幼い頃祖母に教わったのですが、メロディーはほとんど忘れてしまいました。
大きな袋を肩にかけた大黒様の像。
大黒様をかしこまって見上げる白兎。後にこの白兎も神様として祀られるようになったそうです。