第2回、今度こそJR高知駅。鉄道での高知の玄関口です。高知を訪れたことのない方の中には、旧国鉄っぽいローカルな駅をイメージされる方もおられるかも知れませんが、とんでもない。
どうです、結構こじゃれてるでしょ?しかも高架になってます。
昔の高知駅は地上にホームがあり、運転所(車両基地)も併設されていたのですが、運転所が移転して跡地の再開発が行われた一方、線路も高架化して駅舎が新しくなったのです。
ちなみに、私が初めて高知駅に降り立った当時はまだ地上駅だったはずなのですが、どうにも記憶が……
駅の南側には、高知家の大表札がプリントされています。
北口に回ってみました。駅を覆う大屋根は「くじらドーム」。県産の杉を多く使っているのが特徴です(高知駅大屋根「くじらドーム」について)。
都会の皆さん、高知県に自動改札はないなんて思ってませんか?実はJR四国の駅では最も早く自動改札を導入したのが高知駅なのです。導入当時の話は高知新聞で記事になっていて、高架化直前の高知駅の様子も写っていて貴重です。
ホームでは特急南風号が停車中。岡山から高知、便によってはさらに県南西部の中村・宿毛まで走り抜けます。
案内放送が流れてきます。電子音のチャイムに続いて「アンパンマンのマーチ」が流れるのは、やはり高知のお土地柄でしょうか。誰ですか元日ハム尾崎匡哉の二軍時代の応援歌とかマニアックな話をするのは。
さて、先程の駅北口といい、この写真といい、駅の周りの空が広いのに気づいていただけたでしょうか?高知駅周辺には駅より高いビルがないではないのですが、駅の真正面が大通りで見通しが良いのと、南側に広いスペースがあるのとで、大きなドームがありながら意外と開放感もあります。ちなみに南口には観光案内「とさてらす」や、青空ステージとイベント会場のある「こうち旅広場」、さらに武市半平太・坂本龍馬・中岡慎太郎の三志士の像の奥にはもあり、高知に来てどこに行こうか決まってなければ、まずこちらで情報収集されるのが良いでしょう。
ただ、なにせ梅雨時なので、青空の写真をお見せできないのが残念(もっとも、そういう写真は画像検索で見つかるかと思いますが)。とはいえ、実際には晴れた日に駅に降り立ってみるのが一番良いとは思います。これが県最大のターミナルかと驚かれるかも知れませんが、それはそれとして、広々とした青空を見るのは本当に気分が良いものですからね。