連休の締めは高知市野球場へ。高知ファイティングドッグス対福岡ソフトバンクホークス三軍の交流戦の観戦です。
試合前の国歌独唱は、地元の専門学校「龍馬学園」のマスコット、りょう丸くんが務めます。
…ってマスコットが!?
どうするのかと思ってたら、ちゃんとボーカロイドみたいな歌声が出ていました。
そういや昔、札幌で弾き語りを披露した某クマのマスコットがいたのを思い出しました。
りょう丸君は始球式にも出てきましたが、構えているのがどう見てもバットじゃありません。でもピストルじゃないだけまだいいか。
さて試合です。本日のスタメンはこうなりました。ホークスは三軍なので育成選手が多いのですが、中には横浜で正捕手候補にもなった細山田の名前も。
高知の先発平良。勝負どころで速球・変化球ともゾーンぎりぎりのところに決まり、三振の山を築きます。
一方、ホークス先発坂田は対照的に初回から打者2人を出す立ち上がり。この回は無失点に切り抜けましたが、2回先頭の河田に2塁打を打たれます。
すると後続の根津の犠打に浅野がスクイズと、連続バントで高知が先制します。まだ2回なので意外感のある攻撃でしたが、とにかく先制したかったのかも知れません。
4回には1死から河田がまたも2塁打。この後2死2塁で浅野がライト前ヒットを放ち、河田が生還。浅野は2塁を狙ってアウトになりましたが、点差は広がります。
6回裏、それまで一塁を守っていた細山田が捕手に回ります。経験の違いを見せたいところです。
ところが、坂田は先頭の4番蒋を歩かせると、続く金城には注文通りのセカンドゴロを打たせたはずがエラーでオールセーフ。ノーヒットでピンチに陥ると、河田のタイムリーで高知に3点目を奪われます。
さらに高知は浅野の犠牲フライで1点追加。浅野は1安打で3打点という効率のいい働きぶりです。
坂田は結局6回4失点(自責2)で降板となり、二番手には伊藤祐。こちらは1イニングに3安打されたものの、高知に走塁失敗と併殺もあり、終わってみれば打者4人無失点の劇場でした。
一方の平良は5回と7回に走者を背負ったものの、それ以外はパーフェクトピッチング。後を託された航大、こちらも伊藤に負けじと2死からヒット2本で後続を断つ自作自演です。
ホークス3人目の投手は中村恵。持っていた選手名鑑には変則右腕とありましたが、サイドスローにしてはそれほど変わった感じはありませんでした。ともあれ、こちらは四者凡退で8回裏を終了。
最終回を任されたのはエバンス。速球は150キロを計測することもありますし、ゾーンに入った球は三軍レベルでは打てそうにないですが、問題はそのゾーンにボールが入るかどうかが分からないことです。「キャッチャーが真ん中に構えておけば適当に散らばるだろ」という声が聞こえてきそうです。
そんな感じで、この日も四球1、安打1と燻り加減でしたが、最後はピッチャーゴロでゲームセット。
本日のお立ち台。平良、河田、浅野の3選手、文句なしの選出です。
連休の間負けが込んだ高知ファイティングドッグスですが、この試合はまさに好展開。これで波に乗れるでしょうか。